砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

メイショウナルトの選択 新潟記念予想

血統論的には「夏は馬体が柔らかくなる」という理屈があるらしい。


夏馬といいますが。

概して「夏で成績の良い馬」という風に理解されているようで、

つまりそれって福島や新潟、小倉を得意なだけじゃないの?と思うわけです。

そういった理解は間違いではないにしても「馬体が柔らかくなる」という話にはイマイチ頷き難い。

だけど馬も生き物だしね。

しかし血統論からその理屈が出てくるとなんだか微妙に・・・うん。しっくりこない。

けれど手相みたいなもんで血統ってのは統計論でしょう?

結果を受けて「こういった血統が良い」と論じるわけですよ。

それでもイマイチ納得づらいが・・・。

事実としてメイショウナルトの好走は夏に集中しているしなぁ。

気性の荒い馬で玉を取っているくらいだし、夏に狙うのは間違いじゃないもん。

せん馬になると牝馬に特性が近くなる。牝馬は夏に狙うという格言通りか。

そんで、柔らかくなることで何が起こるかって話ですな。

これは距離の保ち方が関係しますか。2000mが危うくなるかも。

そもそも新潟が合わない。メイショウナルトは新潟がやばい。

トウケイヘイローが四つ角を望むようにメイショウナルトも四つ角が好みでしょう。

四つ角小回り2000mは前が有利というのもありますし、こっちのほうが折り合いがつきやすい。

小倉にしても福島にしても初っ端からグーンと加速して先行争いが激化するんです。

そこから落ち着かせて、3角4角でペシペシ。

ナルトは激化する先行争いを余裕で逃げちゃう。そんなかで折り合いつける。

七夕賞ではみんなが落ち着かせたいポイントを狙ってリードを広げる逃げを披露しましたね。

ずーっとペースを緩ませないまま後ろも引っ張っていった。G3でアレをやられたら後ろは潰れますよ。

小倉記念でも同様のパターンで行ったのだけど・・・

向こう正面は向かい風だったこともあり一気にペースダウン。

終いが速い展開になってラスト2Fを一気に差し切られてしまった。

今回の新潟は二つ角。差し有利が原則でペースが緩む。

つまりメイショウナルトのペースに引きずり込めないわけですよ。だから大逃げになる。

大逃げ展開から残ることは至難。とくに2000mでは。

いや、サイレンススズカという著名な例はあるんですがね。あれは別。

他にエリ女テイエムプリキュアとか。中距離じゃそんなもんですか。

アンブラスモアとかツインターボとかもいるが)

というかアンブラスモアにしてもツインターボにしても四つ角中距離ですな。

二つ角で逃げ切りは厳しいですよ。まして大逃げ。

可能性があるとしたら別の馬の大逃げについていく、とか。

あるいは土砂降り大雨を利用して折り合いをつける、とか。

更に小倉記念で差されたのも痛い。

騎手も馬鹿じゃないから二つ角の2000mで思い込みはしないけどさ

重賞二レースを逃げ切り勝ち、なんて馬を楽に逃げさせていいのか迷うじゃない?

でも小倉で差されたから具体的な勝ちパターンがきちんと見えている。

楽逃げさせても冷静な判断からマイペースを守れちゃうよ。

それだけに土壇場で折り合いがつけば楽勝もあるわけだが。

メイショウナルトのポイントはそこでしょうねぇ。

オッズはそんなに美味しくないが馬場次第では面白い馬券になるのではないかな?

アスカクリチャンも前で競馬したら残りそうだしな。アドマイヤタイシとかも。

大逃げ成功は大穴馬券を連れてくる。

ナルト一本で予想したら30万馬券くらい余裕で引っ張れちゃう。

過度な期待だが・・・可能性はあるからなぁ。

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