砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

鬼の前3F 小倉記念予想

14年から並べて34.7-34.2-34.5-33.3-34.3

3F目に2mの登りを加えた1角へ入るわりにはかなり速い流れ。それだけ前へ陣取ることに妙味があるのだがかなりの消耗を強いられる。だが縦長展開が基本なのに加えて勝ち馬たちはこの3F目では落ち着かせている好位グループから輩出される。つまりどういうことかと言うと、逃げ切りが不可能なわけではないのである。

同型が外にことごとく並ぶなかで内から逃げた場合は3F目で突っつかれることがないはずで、その辺りのコントロールの上手い騎手・・・秋山とか田辺とかのスロー大好きっ子は特注。でも秋山はハナを奪ってなおスローに落とすよりも伏兵を行かせて何頭か巻き添えにさせる方を選ぶだろうなぁ。4番手5番手からまくっていく方がイメージ通りである。

小倉二千で「あ、ナルトさんどうぞどうぞ」なんてことはありえないからな。前が得をするこのレースで譲ることはありえない。だから秋山が果敢にハナを切ることは考えられず、そりゃ主張はするだろうが外枠に入ったりすれば・・・メンツとナルトの行きたがりを考えれば2番手3番手だろうな。

ただナルトはもう衰えて全盛期の気性が失われてしまった。12秒半ばでツムツムが折り合えるとかはもうアホみたいな話で、田辺もその折り合える状態に甘んじている。狂気の先行力に中距離ハーツクライとしての完成度が武器だったメイショウナルトはもういない・・・。

これはもう中長距離~長距離でこそ買いたい馬になっている。4角でおいて行かれるのは狂気が薄れているからだろう。ゆるやかに加速する様子が見られる。

エピファネイアなんかは決して小回り向きの馬じゃなく、京都外や東京でがっつり伸びるタイプなのは周知のこと。それでもその気の違った様な精神力で小回りを一気に加速していた。有馬記念の4角で後ろを突き放した時は目を疑ったよねぇ。お前の血統にそんな要素はねぇよ、と。

経年によって気性が和らぐということは4角でうならないということでもあるのだわ。

前に行きたがる馬もないしナルトは折り合いがつきすぎる状態。そして鞍上が秋山。

となると例年の様な速さはなく35秒台で通過することはありえる。そうなると前目に受ける切れ馬がスパッと勝ち切る・・・それは七夕賞のイメージで買うの一つかもしれない。出来れば小回りで切れる馬を買いたいところだが・・・このメンツならマローブルーの一択だろうか。

Kingmambo×Seattle Slew×Sadler's Wellsという僕の大好きなエルコンドルパサー配合の母に父ディープインパクト。まぁスタミナ色の強い補完が多いのが不安だが。

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