砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

印は決まりそう 小倉記念予想

結果としてそんなに難しいレースじゃないかも。


多分スローだからマローブルー川田の好位まくりが華麗に決まるだろう。緩めたペースだとナルトに妙味は見出しづらい。もとより仕掛けどころの難しい馬で、秋山のでは少し遅いはず。

ベルーフはナタ切れ機動だから先行してからの3角4角間でまくりかければ面白い。しかしメイショウナルトもその区間を得意としているしベルーフがまくりかかればマローブルーの進路が綺麗に開くことになる。内からナルト-マロー-ベルーフの叩き合いは見応えがありそうだなぁ。

加速競争ではマローブルーがズンドバだが並んだ時にはナルトもベルーフも再加速を終えている。その後は「粘り」なのか「切れ」なのかよく分からない速度域の勝負になるから・・・ハービンジャーハーツクライディープインパクトか、という面白い流れ。ペースに余裕があればディープ牝馬の閃きが見られるし持続戦ならハーツクライの面目躍如だろう。でも良血ハービンジャーが本格化すれば一つ上のギアで差し切るかもしれない。

配合云々を言えばベルーフがダントツよ。福島ならナルトが優勢だし外回りならマロー、だけど小倉ならステゴ全妹ハービンジャーが上だろう。

ハービンジャー自身は最もスタミナを要求されるクラシックディスタンス、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(長い)を11馬身差で超快勝した馬で活力の類はめっちゃくっちゃ豊富。スピード能力への不信感が国外流出の鍵となったわけだが、流出先にはサンデーサイレンスという最強の中距離血統があるのでノープロブレム。

流石に京都なんかで切れ勝負になると劣るけれど小倉のロンスパ戦なら切れは要求されないからこの血統にはベストチョイス。タマモきょうだいやドリパス、春天でゴルシに猛追したフェイムゲームなどの様な平坦巧者ぶりが光れば快勝もある。

ベルーフ

◯マローブルー

メイショウナルト

ジャイアントリープ

スタミナ戦になるとマローブルーが甘くなる。それならジャイアントリープのスタミナに期待を寄せたい。ネオユニヴァースからはデスペラードを筆頭に優れた長距離馬が輩出され、エルコンドルパサーからもまたソングオブウインドなどの長距離馬が出ている。スタミナ×スタミナの配合形だが一つ上の4分の3兄貴にブレイズアトレイルがあるから中距離への対応も視野に入る。

こちらは阪神内2200m、3000mで買いたい配合だからちょいと控えめになるかな。ローカルなら函館の方がベターだもん。それでも京都2000mを33秒2で差し込んでくるんだから格上の小倉でも十分通用するだろう。

うーむ。馬券的にはベルーフジャイアントリープ-メイショウナルトで勝負するのも面白いんだがねぇ。この人気を買わない理由は枠しかないもん。小倉の太宰はその積極性故にプラス材料だし。

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