砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

エリザベス女王杯 枠決定

1番ラキシス川田好位先行
2番フーラブライド酒井先行
3番キャトルフィーユルメール好位
4番オメガハートロック小牧差し後方
5番ヌーヴォレコルト岩田差し
6番メイショウマンボ武幸四郎差し
7番サンシャイン藤岡佑介先行
8番グレイスフラワー柴田善臣先行
9番ホエールキャプチャ蛯名差し先行
10番ヴィルシーナ内田博幸逃げ先行
11番レッドリヴェール福永差し先行
12番ショウナンパンドラ浜中差し後方
13番コウエイオトメ北村友一後方
14番サングレアル戸崎圭太後方
15番ディアデラマドレ藤岡康太差し後方
16番スマートレイアー武豊差し後方
17番ブランネージュ秋山先行
18番アロマティコ三浦後方

差し馬が多い。かといって先行馬が少ないわけでもない・・・。 ハイペースに対応できる先行馬はそんなに多くないから速くなることはないでしょう。 フーラブライドがロンスパに持ち込んでくれないかなぁ、と思う。 ロンスパというか・・・綺麗な後傾ペースね。12.0-11.9-11.6-11.4-12.0くらいに。 京都2200mの最後を牝馬が11秒で収められるとは思わない。公式ラップではね。 でもこのラップを刻んでくれればショウナンパンドラが33.8で突っ込んできても絶対に届かねぇよ。 これを先行して刻めるのはフーラブライドくらいでしょう。 日経新春杯で12.2-12.0-11.8-11.2-11.6くらいを刻んだ馬ですもん。(目算) 雨が降ればヴィルシーナでしょうかねぇ。 でも雨が降ったら降ったらで昨年みたいなドスロー瞬発になりかねないから困りもの。 雨が降ってハナを切る。そうしたら楽勝かもしれないっ! (ヴィルシーナが楽勝する図が思い浮かばない・・・) 曲がりなりにも宝塚記念3着ですからね。前残りの逃げ馬有利とは行ってもグランプリ3着馬ですよ。 (夏のグランプリと呼ばれはするけど正確には違うらしいが) それにしても。 レッドリヴェールショウナンパンドラ、コウエイオトメ、サングレアルまでは良い枠に入りましたね。 それ以降・・・ディアデラマドレスマートレイアーはちょいと嫌な感じ。 17番のブランネージュは出脚の良い馬だからさ。スマートレイアーはよっぽど格好良く出ないと先行できねぇよ。 その煽りもあってディアデラマドレまでがちょいと微妙。 レッド~レアルまでの4頭は牽制しあってそこそこに留めるでしょうねぇ。緩い争い。 コウエイオトメは外を行くだけの地力がありませんからやはり後方から奇襲をかける。最内追走が望みでしょう。 サングレアルは色気を持ってもいいのでしょうが・・・せっかくの外回りだし末脚に賭けてみたい。 ショウナンパンドラ横綱相撲が出来る。念願の外回りだからねっ! 下ってからえげつない柔らかさでシュッポーン!と抜けるでしょう。外から差しても届くよ。 レッドリヴェール阪神マイルで結果を出しているだけにねぇ・・・。 阪神馬場ってポンッと抜ける様な瞬発力があんまり必要とされなくて・・・。 モチジュン先生は桜花賞を「マッチョになったもん勝ち」と言うように、力強さと早熟性がとても大切なのでしょう。 ステイゴールドディキシーランドバンドはニックス配合であります。 つまりステゴの持つノーザンテーストを刺激してマッチョにしていくわけですね。 インブリードはきつくなるんですが成長力に富むような配合でありますからまだ先があるのだろう、と。 ゴルシもオルフェも早い段階から活躍して、その後はじっくりと時間をかけて熟成していきましたよね。 あるいはナカヤマフェスタフェノーメノなどのデインヒルな奴らもね。 レッドリヴェールに関しては本当に謎の多い馬で、俺なんかではさっぱり意味が分からんのです。 「ステゴディキシーならもっともっと中距離中距離しなきゃならんでしょっ!」と。 モチジュン先生のブログに答えを見つけに行ってもそのご本人は 「血統のわりにマイルで切れすぎていた印象」「ナカヤマフェスタアクシオンのような中距離馬に脱皮する過程の過渡期」 などというお言葉で締めくくられております。
秋華賞34.4京都2000m
ローズS34.1阪神1800m
東京優駿34.6東京2400m
桜花賞33.4阪神1600m
阪神JF34.1阪神1600m
札幌2歳S41.3函館1800m
2歳新馬33.3阪神1600m
こうして上がりを見比べてみると阪神マイルでしか切れていないわけです。 阪神マイルだけは差し切れた、というと・・・ジャスタウェイを思い出します。 今にして思えばジャスタウェイが差しきれたマイル戦というのは2歳新馬アーリントンカップだけなのです。 そのアーリントンカップは雨で渋った阪神マイルでした・・・。 阪神マイルは最後の1Fが鈍りやすいレースで、そういったレースに強いのがジャスタウェイでもあって。 安田記念秋天。みーんな脚が上がっちゃう中で猛然と追い込みをかけられちゃう馬です。(グランプリボスはなんだったのだろうなぁ。) レッドリヴェール桜花賞阪神JFもやはり終いは12秒に突入していますし、 逆にダービー、ローズS秋華賞は11秒で締められているレースですね。 だからエリ女ならもうちょっと展開が厳しくないと困るんですよ。 ネオユニディキシーのサウンズオブアースが高速菊花で結果を出したように ディキシーランドバンドを使い切るためにはもうちょっとスタミナを問う様な展開にならなければならん・・・。 でもね。多分今回は先行に動くと思うんですよ。秋華賞はゲートを出なかったから後ろからになったけど。 ローズSは前で競馬をしていたし・・・。今回はヴィルシーナのすぐ外という最高の枠を得た。 これはもうついていくでしょう。ヴィルが逃げるなら2番手で行くぞ、という勢いで。 そこから34秒の脚で突っ込めるならば・・・もう勝てるでしょうね。 あぁ、フーラブライドじゃなくてレッドリヴェールの方が面白いかもしれんなぁ。 12.0-11.9-11.6-11.4-12.0はレッドリヴェールも刻めるぞ。 というかJRA武幸四郎を1番人気のお隣に据えるのをやめてくれないかなぁ。 内枠でそれをやったら終わるぞ。エリ女って内馬場でくすぶったら本当に動けなくなるから。 今回は強い馬が揃っているし、レッドリヴェールにしてもショウナンパンドラにしても良い枠に収まった奴らが多い。 ラキシスフーラブライドキャトルフィーユもちょいと怖すぎる枠に入っているよね。 内に入ったルメールとかもう怖すぎるでしょう。よりによってキャトルフィーユだし。 この内枠に有力な先行馬が入ったことでヌーヴォレコルトの先行策がかなり厳しくなっているんですよ。 かといって差しに回れば粘着系男子の武幸四郎だ。その外にはグレイスフラワーやサンシャインがいるし、 その更に外にはホエールキャプチャ蛯名正義。蛯名も粘着には定評があります。 完璧に内~真ん中枠はヌーヴォ包囲網状態。 そしてヴィルシーナレッドリヴェールは割りと楽に先行できる状態であります。 これより外にいる先行馬はブランネージュだけだからね。外からの脅威がなく先行できるのは大きい。 展開としてはやはり外枠を買うのがベターでしょう。内枠は先行馬だけでいい。 ラキシスフーラブライドキャトルフィーユヴィルシーナレッドリヴェールショウナンパンドラディアデラマドレ、アロマティコ。 チャンスがあるのはこのくらいじゃないかな。 ヌーヴォとマンボは楽しくやっていてくださいな。 一頭一頭考えてみよう。 ・ラキシス 昨年は2着だけど道悪に助けられた面も少なくない。だからといって今年は微妙なわけでもない。 千八馬であるからヴィルシーナの逃げは好都合で、是非とも番手に付けたいところだ。 しかしヴィルシーナはなかなか達者な逃げ馬であるから自然と前が塞がってしまうだろう。 最内枠に対して川田がどう出るかは見どころである。逃げちゃうか!? ・フーラブライド こっちは2000mの淡々とした流れが大好きで、牝馬にしてはスタミナが豊富である。 どこかしらで200m分の厳しさを補完する必要があるから酒井騎手なら仕掛けを早めてくるのではないか。 そういった流れはヌーヴォレコルトレッドリヴェールもお望みであろう。 フーラブライドは頑張っても3着までだがスローのままに直線へ向いたところで掲示板にも乗れまい。 どこかで千八ペースから脱却を図らなければ。 ・キャトルフィーユ ジンワリと伸びる脚は京都向きとは言いがたいがルメールならやりくりは巧そうだ。 半姉のレディアルバローザもそうだがパワーと持続力でなんとかするような馬に出やすく、 こっちは父がディープに変わっただけ瞬発力がそこそこにあって好位差しでも対応は可能である。 それでもやはりダラダラと雪崩れ込みたい部分が多いし、かといって持続戦になれば良いというふうでもなく・・・。 京都大賞典タマモベストプレイ的な展開になれば違ってくるだろうが・・・流石に望めない。 ・ヴィルシーナ エリ女は鬼門でありそこまで好条件でもない。だが今回はマイペースに行けそうだしそこそこか。 地力ばかりは非常に高いだけに惜しくて惜しくてたまらないんだけど今回も馬券にゃ絡めなさそう。 だがこの馬の面白いところはまくられてもマイペースを貫けるところにあって、 それだけに最内枠のラキシスがとっても困るのだ。絶対に落ちてこない壁になるから・・・。 ・レッドリヴェール 堅実な伸び脚を持つ馬でここ数戦の瞬発勝負ではイマイチ伸び切れない面が目立った。 出遅れて後方からになった秋華賞で6着というのは割りと驚くべき結果で、阪神マイルで見せた片鱗とはまた違う一部を見せた。 エリ女で能力の全てを使いきれるとは思わないのだが昨年のラキシスくらいのパフォーマンスは見せられるだろう。 ・ショウナンパンドラ ステイゴールドサッカーボーイなどが出るゴールデンサッシュ牝系で、更にディープがつく。 この馬はディープ×フレンチデピュティというよりもステイゴールド的な方向でパワーが補完されていて、 Vice Regentノーザンテーストのニアリークロスが肝となっている、ということらしい。 だから距離延長はプラスと見ていいし、外回りもますますプラス材料と言えるから買うしかない馬だ。枠も良い。 昨年のメイショウマンボくらいの勝ち方は容易いだろう。スロー瞬発ではディープ牝馬随一である。 ・ディアデラマドレ ・アロマティコ 小回り的な瞬発力を持つこの2頭は本当に本当にスロー瞬発では際立った強さを持っている。 しかしアロマティコもディアデラマドレも展開が向かないことにはさっぱり届かないタイプで、 ほんのちょっとでも4F競馬の方向へ進んでしまえば間違いなく掲示板外へ散ってしまうだろう。 今年は後方の馬が最内をスルスルと進めそうなことはないこともあって少し届きにくいのではないか。 今年は本当に面白いんだよね。 例年に比べて先行馬の質が高い割には注目は差し後方馬に集まっている。 つまりはそれは先行馬が残りやすい状態でしょう。 しかしスローから何か出来るような馬は少ないから昨年みたいなヘンテコなペースは絶対にありえない。 きちんとした牝馬2200mG1のペースを刻むことは確実であるので届く差し馬は意外と少ないだろう。 勝手に評価してみると・・・ 1着級 ショウナンパンドラ レッドリヴェール 2着級 ヴィルシーナ キャトルフィーユ ラキシス (ヌーヴォレコルト) 3着級 フーラブライド アロマティコ ディアデラマドレ ヴィルシーナ キャトルフィーユ ラキシス という様なイメージであります。 ヌーヴォレコルトは下手すりゃ1着までありそうな馬なんだけど武幸四郎を振りきれるだろうか。 もはやメイショウマンボとかじゃなくて武幸四郎だよ。 3連単一本だけ買うとしたら・・・ レッドリヴェールショウナンパンドラ- ・・・ 3着は何になるだろう?ヌーヴォレコルトかな? (訂正中) こんな感じじゃないでしょうか。 レッドリヴェールショウナンパンドラヌーヴォレコルト 外は結構窮屈な状態だしパンドラは伸びきれるのかな?という疑問もあって。 かといって内もそこそこ混みあうしみんな順調に伸びてくるし。 ヌーヴォもリヴェールもみんなドンドコドンドコとすんごい伸び方してきそうだ。 でも最後の最後。100mで脚色が変わらずにいられそうなのはリヴェールとヌーヴォだけで、 そしてそのころにショウナンパンドラがグイッと突っ込んできそうなのだよねぇ。 やはり3歳勢強しっ!という感じでは。 ヴィルシとかね。頑張りすぎてアロマティコやディアデラマドレにグイッーと差されちゃいそう。 [fin]