差し馬が多い。かといって先行馬が少ないわけでもない・・・。
ハイペースに対応できる先行馬はそんなに多くないから速くなることはないでしょう。
フーラブライドがロンスパに持ち込んでくれないかなぁ、と思う。
ロンスパというか・・・綺麗な後傾ペースね。12.0-11.9-11.6-11.4-12.0くらいに。
京都2200mの最後を
牝馬が11秒で収められるとは思わない。公式ラップではね。
でもこのラップを刻んでくれれば
ショウナンパンドラが33.8で突っ込んできても絶対に届かねぇよ。
これを先行して刻めるのは
フーラブライドくらいでしょう。
日経新春杯で12.2-12.0-11.8-11.2-11.6くらいを刻んだ馬ですもん。(目算)
雨が降れば
ヴィルシーナでしょうかねぇ。
でも雨が降ったら降ったらで昨年みたいなドスロー瞬発になりかねないから困りもの。
雨が降ってハナを切る。そうしたら楽勝かもしれないっ!
(
ヴィルシーナが楽勝する図が思い浮かばない・・・)
曲がりなりにも
宝塚記念3着ですからね。前残りの逃げ馬有利とは行ってもグランプリ3着馬ですよ。
(夏のグランプリと呼ばれはするけど正確には違うらしいが)
それにしても。
レッドリヴェール、
ショウナンパンドラ、コウエイオトメ、
サングレアルまでは良い枠に入りましたね。
それ以降・・・
ディアデラマドレと
スマートレイアーはちょいと嫌な感じ。
17番のブランネージュは出脚の良い馬だからさ。
スマートレイアーはよっぽど格好良く出ないと先行できねぇよ。
その煽りもあって
ディアデラマドレまでがちょいと微妙。
レッド~レアルまでの4頭は牽制しあってそこそこに留めるでしょうねぇ。緩い争い。
コウエイオトメは外を行くだけの地力がありませんからやはり後方から奇襲をかける。最内追走が望みでしょう。
サングレアルは色気を持ってもいいのでしょうが・・・せっかくの外回りだし末脚に賭けてみたい。
ショウナンパンドラは
横綱相撲が出来る。念願の外回りだからねっ!
下ってからえげつない柔らかさでシュッポーン!と抜けるでしょう。外から差しても届くよ。
レッドリヴェールは
阪神マイルで結果を出しているだけにねぇ・・・。
阪神馬場ってポンッと抜ける様な瞬発力があんまり必要とされなくて・・・。
モチジュン先生は
桜花賞を「マッチョになったもん勝ち」と言うように、力強さと早熟性がとても大切なのでしょう。
ステイゴールドと
ディキシーランドバンドはニックス配合であります。
つまりステゴの持つ
ノーザンテーストを刺激してマッチョにしていくわけですね。
インブリードはきつくなるんですが成長力に富むような配合でありますからまだ先があるのだろう、と。
ゴルシもオルフェも早い段階から活躍して、その後はじっくりと時間をかけて熟成していきましたよね。
あるいは
ナカヤマフェスタ、
フェノーメノなどの
デインヒルな奴らもね。
レッドリヴェールに関しては本当に謎の多い馬で、俺なんかではさっぱり意味が分からんのです。
「ステゴディキシーならもっともっと中距離中距離しなきゃならんでしょっ!」と。
モチジュン先生のブログに答えを見つけに行ってもそのご本人は
「血統のわりにマイルで切れすぎていた印象」「ナカヤマフェスタやアクシオンのような中距離馬に脱皮する過程の過渡期」
などというお言葉で締めくくられております。
こうして上がりを見比べてみると
阪神マイルでしか切れていないわけです。
阪神マイルだけは差し切れた、というと・・・
ジャスタウェイを思い出します。
今にして思えば
ジャスタウェイが差しきれたマイル戦というのは2歳
新馬と
アーリントンカップだけなのです。
その
アーリントンカップは雨で渋った
阪神マイルでした・・・。
阪神マイルは最後の1Fが鈍りやすいレースで、そういったレースに強いのが
ジャスタウェイでもあって。
安田記念、
秋天。みーんな脚が上がっちゃう中で猛然と追い込みをかけられちゃう馬です。(
グランプリボスはなんだったのだろうなぁ。)
レッドリヴェールの
桜花賞、
阪神JFもやはり終いは12秒に突入していますし、
逆にダービー、
ローズS、
秋華賞は11秒で締められているレースですね。
だから
エリ女ならもうちょっと展開が厳しくないと困るんですよ。
ネオユニディキシーの
サウンズオブアースが高速菊花で結果を出したように
ディキシーランドバンドを使い切るためにはもうちょっとスタミナを問う様な展開にならなければならん・・・。
でもね。多分今回は先行に動くと思うんですよ。
秋華賞はゲートを出なかったから後ろからになったけど。
ローズSは前で競馬をしていたし・・・。今回は
ヴィルシーナのすぐ外という最高の枠を得た。
これはもうついていくでしょう。ヴィルが逃げるなら2番手で行くぞ、という勢いで。
そこから34秒の脚で突っ込めるならば・・・もう勝てるでしょうね。
あぁ、
フーラブライドじゃなくて
レッドリヴェールの方が面白いかもしれんなぁ。
12.0-11.9-11.6-11.4-12.0は
レッドリヴェールも刻めるぞ。
というか
JRAも
武幸四郎を1番人気のお隣に据えるのをやめてくれないかなぁ。
内枠でそれをやったら終わるぞ。
エリ女って内馬場でくすぶったら本当に動けなくなるから。
今回は強い馬が揃っているし、
レッドリヴェールにしても
ショウナンパンドラにしても良い枠に収まった奴らが多い。
ラキシスや
フーラブライド、
キャトルフィーユもちょいと怖すぎる枠に入っているよね。
内に入った
ルメールとかもう怖すぎるでしょう。よりによって
キャトルフィーユだし。
この内枠に有力な先行馬が入ったことで
ヌーヴォレコルトの先行策がかなり厳しくなっているんですよ。
かといって差しに回れば粘着系男子の
武幸四郎だ。その外にはグレイスフラワーやサンシャインがいるし、
その更に外には
ホエールキャプチャ蛯名正義。蛯名も粘着には定評があります。
完璧に内~真ん中枠はヌーヴォ包囲網状態。
そして
ヴィルシーナと
レッドリヴェールは割りと楽に先行できる状態であります。
これより外にいる先行馬はブランネージュだけだからね。外からの脅威がなく先行できるのは大きい。
展開としてはやはり外枠を買うのがベターでしょう。内枠は先行馬だけでいい。
ラキシス、
フーラブライド、
キャトルフィーユ。
ヴィルシーナ、
レッドリヴェール、
ショウナンパンドラ、
ディアデラマドレ、アロマティコ。
チャンスがあるのはこのくらいじゃないかな。
ヌーヴォとマンボは楽しくやっていてくださいな。
一頭一頭考えてみよう。
・
ラキシス
昨年は2着だけど道悪に助けられた面も少なくない。だからといって今年は微妙なわけでもない。
千八馬であるから
ヴィルシーナの逃げは好都合で、是非とも番手に付けたいところだ。
しかし
ヴィルシーナはなかなか達者な逃げ馬であるから自然と前が塞がってしまうだろう。
最内枠に対して川田がどう出るかは見どころである。逃げちゃうか!?
・
フーラブライド
こっちは2000mの淡々とした流れが大好きで、
牝馬にしてはスタミナが豊富である。
どこかしらで200m分の厳しさを補完する必要があるから酒井騎手なら仕掛けを早めてくるのではないか。
そういった流れは
ヌーヴォレコルトや
レッドリヴェールもお望みであろう。
フーラブライドは頑張っても3着までだがスローのままに直線へ向いたところで
掲示板にも乗れまい。
どこかで千八ペースから脱却を図らなければ。
・
キャトルフィーユ
ジンワリと伸びる脚は京都向きとは言いがたいが
ルメールならやりくりは巧そうだ。
半姉の
レディアルバローザもそうだがパワーと持続力でなんとかするような馬に出やすく、
こっちは父がディープに変わっただけ瞬発力がそこそこにあって好位差しでも対応は可能である。
それでもやはりダラダラと雪崩れ込みたい部分が多いし、かといって持続戦になれば良いというふうでもなく・・・。
京都大賞典の
タマモベストプレイ的な展開になれば違ってくるだろうが・・・流石に望めない。
・
ヴィルシーナ
エリ女は鬼門でありそこまで好条件でもない。だが今回はマイペースに行けそうだしそこそこか。
地力ばかりは非常に高いだけに惜しくて惜しくてたまらないんだけど今回も馬券にゃ絡めなさそう。
だがこの馬の面白いところはまくられてもマイペースを貫けるところにあって、
それだけに最内枠の
ラキシスがとっても困るのだ。絶対に落ちてこない壁になるから・・・。
・
レッドリヴェール
堅実な伸び脚を持つ馬でここ数戦の瞬発勝負ではイマイチ伸び切れない面が目立った。
出遅れて後方からになった
秋華賞で6着というのは割りと驚くべき結果で、
阪神マイルで見せた片鱗とはまた違う一部を見せた。
エリ女で能力の全てを使いきれるとは思わないのだが昨年の
ラキシスくらいのパフォーマンスは見せられるだろう。
・
ショウナンパンドラ
ステイゴールドや
サッカーボーイなどが出る
ゴールデンサッシュ牝系で、更にディープがつく。
この馬はディープ×
フレンチデピュティというよりも
ステイゴールド的な方向でパワーが補完されていて、
Vice Regent≒
ノーザンテーストのニアリークロスが肝となっている、ということらしい。
だから距離延長はプラスと見ていいし、外回りもますますプラス材料と言えるから買うしかない馬だ。枠も良い。
昨年の
メイショウマンボくらいの勝ち方は容易いだろう。スロー瞬発ではディープ
牝馬随一である。
・
ディアデラマドレ
・アロマティコ
小回り的な瞬発力を持つこの2頭は本当に本当にスロー瞬発では際立った強さを持っている。
しかしアロマティコも
ディアデラマドレも展開が向かないことにはさっぱり届かないタイプで、
ほんのちょっとでも4F競馬の方向へ進んでしまえば間違いなく
掲示板外へ散ってしまうだろう。
今年は後方の馬が最内をスルスルと進めそうなことはないこともあって少し届きにくいのではないか。
今年は本当に面白いんだよね。
例年に比べて先行馬の質が高い割には注目は差し後方馬に集まっている。
つまりはそれは先行馬が残りやすい状態でしょう。
しかしスローから何か出来るような馬は少ないから昨年みたいなヘンテコなペースは絶対にありえない。
きちんとした
牝馬2200mG1のペースを刻むことは確実であるので届く差し馬は意外と少ないだろう。
勝手に評価してみると・・・
1着級
ショウナンパンドラ レッドリヴェール
2着級
ヴィルシーナ キャトルフィーユ ラキシス (
ヌーヴォレコルト)
3着級
フーラブライド アロマティコ
ディアデラマドレ ヴィルシーナ キャトルフィーユ ラキシス
という様なイメージであります。
ヌーヴォレコルトは下手すりゃ1着までありそうな馬なんだけど
武幸四郎を振りきれるだろうか。
もはや
メイショウマンボとかじゃなくて
武幸四郎だよ。
3連単一本だけ買うとしたら・・・
レッドリヴェール-
ショウナンパンドラ-
・・・
3着は何になるだろう?
ヌーヴォレコルトかな?
(訂正中)
こんな感じじゃないでしょうか。
レッドリヴェール-
ショウナンパンドラ-
ヌーヴォレコルト
外は結構窮屈な状態だしパンドラは伸びきれるのかな?という疑問もあって。
かといって内もそこそこ混みあうしみんな順調に伸びてくるし。
ヌーヴォもリヴェールもみんなドンドコドンドコとすんごい伸び方してきそうだ。
でも最後の最後。100mで脚色が変わらずにいられそうなのはリヴェールとヌーヴォだけで、
そしてそのころに
ショウナンパンドラがグイッと突っ込んできそうなのだよねぇ。
やはり3歳勢強しっ!という感じでは。
ヴィルシとかね。頑張りすぎてアロマティコや
ディアデラマドレにグイッーと差されちゃいそう。
[fin]