砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

今の小倉馬場

小回り平坦芝良好。分かりやすい前残り馬場だな。


好位からスルスルと直線向いてグイッと伸びる。

そんな競馬が多いわけですから小倉千八のスタートはめちゃくちゃ速い。

先週の土曜メインなどは12秒4で通過しているくらいだから「今日は好位で行くか!」なんて気楽に行けるものじゃない。

求められるのはピッチ脚。ゲートを出て1Fでビシッと隊列が決まるから加速競争になる。

加速競争で争い、休み、3角前からの持続脚勝負・・・なかなか面白い勝負ですわ。

11年なんかは12.2-10.9-11.9-11.7-11.7-11.7-11.6-11.8-11.8なんてアホなラップを刻んでいる。

勝ったのはサンライズベガアドマイヤベガ×Theatrical×Seattle Slew×Bold Bidder。

血統的に言えばこの馬は分かりやすい。

米血で柔らかさを出しつつ、トニービン×Specialの形を取る。

つまるところジャングルポケット的でありまして、これがなかなかに固い。

あとはDanzigを近くに持っている馬とかも。

だからアロマティコなんかが勝つには小倉大賞典は泥臭すぎる。

真ん中あたりの内に構えられたら面白いとは思うけど、そこからの粘りがあるかどうか。

ウインマーレライ・・・もしかしたらレッドレイヴンあたりが調度よいかも。あとメイショウナルトもか。

ピッチで加速してハイインローで突っ切る。

トニービン×Specialのイメージそのまんまで勝ち切れるレースなんだろうがちょいとメンツが不格好なんだよなぁ。

2000mならメイショウナルトうひょひょひょー、と自信に満ちた週末を送れたと思う。

しかし1800mだ。ポンと出してすぐに抑えるなんて芸当、この馬には出来ないよ。

金鯱賞の時なんて武豊はガツンッと持ってかれて旅に出てしまったもの。買いたくねぇなぁ。

かといってレッドレイヴンやウインマーレライを自信満々に買えるか・・・?

だけど小倉大賞典のイメージに合う先行馬はこの2頭だけだ。

あるいは・・・ディープ×specialの差し馬を狙うとかですか。

Lyphardクロス+specialというパッションダンスな配合もいいんですが

Haloクロス+specialというヴィルシーナマーティンボロ配合もいいかもしれない。

だがディープ産駒はラングレーだけ。Nureyevを持つんだけどLyphardもHaloもクロスしない。ニアリーすらしない。

それどころかディープ嵐猫配合だから差しに回っても内回り加速で旨味がない。

さりげなーく狙える馬がハナノシンノスケ。ハマれば止まらなさそうだ。

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