ルージュを信じるか、池添を信じるか、あるいは趣味を信じるか。
趣味＝クイーンズリング。ショウナンマイティと配合は少し似ているが切れ方は違う。マイティはSecretariat的に切れる脚を持っていて、末脚の格が違うと言えよう。リングはRiverman切れであるから割りとジリっと切れるし、Rivermanの母系がAllegedを弄るからますますマンハッタンカフェっぽく切れる。マンカフェの突進力を結構活かす配合なので前受けからそのまんまズドーンズドーンと行った行ったの形に持ち込むのが無難だろう。だがそういう脚でも差せるのが阪神であり桜花賞でもある。
池添クルミナルは本当に上手い競馬を強いられる立場で、外にまわすとホエールキャプチャほど持続しないもんだから途中で空気抜けて7着、「案外だったなぁ」とか言われちゃうタイプ。内でジワッと溜めてマルセリーナ的に馬群をパカッと割ってスパッと切れて迫られるけどなんとか凌ぐぜ！みたいな感じが望ましい。今年の馬場には合うと思うし、この人気なら無欲な内溜めも悪くない。あとは池添次第だから「信じる者は救われる」のかが観点。
ルージュバックはMahmoud様が「スピードレンジ」という言葉を使って褒めておられた様に差し脚だろうが道中の脚だろうが、とにかくスピードの格が違う。ジェンティルドンナもそういったところが多少なりともあったもんだが、あれは優れた加速装置によって展開利を貪っていた馬であるからちょいと違う。地力で混合戦を制してきたブエナビスタと比較されるのは本当に分かりやすい。
桜花賞は中距離馬が勝てるレース。そしてルージュバックはスピードレンジに優れた馬である。つまり桜花賞でルージュが負ける道理などないのだ、と。
それでも怖いのがルージュバックが潜在的に切れる馬ではないことだ。もしもスローになって切れを求められた時に内枠の不利が働いたら・・・阪神外回りでも届かないかもしれない。外に出しやすいクイーンズリングが先にねじ伏せてしまうのでは・・・？と。
戸崎がどん詰まりを起こす可能性は低いが・・・そこは趣味だから。クイーンズリング大好きだから。そして阪神で期待するなら関東の名手＜ミルコ・デムーロだし。単勝1倍台は伊達じゃないし。
おそらくスローになるんだよね。そして外からルージュへ被せたがる騎手も馬も多い。その脇をクイーンズリングがグワッシグワッシと行くことが出来るならルージュに対して2馬身のアドバンテージは得られるはずだ。1馬身半の能力差は認める。だけど半馬身くらいは残せると思いたい・・・。
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