砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

Robertoさんを思う 函館記念予想

マヤノトップガン産駒がよろしい・・・つまりブライアンズタイム直系がよろしい・・・?


そういうわけでハギノハイブリッド。勝ち鞍は全て2000m以上で、その内の一つが京都新聞杯。・・・京都新聞杯の浜中はまるで追えてねぇな。サウンズオブアースの邪魔をしているだけだろ。

京都新聞杯は前半1000mが57.7秒の終い1F11.8秒で、実質的にはスローからのロングスパート戦。それでも終いが12秒に届かないのだからスローすぎた感もあって、ダービーへのステップと考えれば物足りない内容。

実際、ハギノハイブリッドはそれ以降のクラシック戦線では好走止まり。ただ古馬になってから見せた大阪ハンブルグの3着はなかなか悪くなく、スロー戦ならばやはり伸びる馬である。その次走の新潟大賞典はドスローになりすぎてさっぱりだったがね。

こうなるとペースを刻まれた時の持久力が気になる所だ。ただスロー戦での4Fスパートをジワジワ伸びるくらいしか出来ていないからな。お前はその程度なのかよ!?と。

けれどもそのイメージはタニノギムレット×トニービン×サンデーサイレンス×レガシーオブストリングスそのままである。Sicambreクロスをトニービンにぶつけるのはレコンダイトと同じで、大阪ハンブルグではまるで兄弟の様に似た脚色でツー・スリーフィニッシュ。

レガシーオブストリングスというスピード米血があるが父方の米血はスピード的ではないので・・・基本はタニギムトニビンサンデー、という風になりそう。これはやっぱり「溜め効きます!」という配合なのだね。

トニービンはイギリスあたりの血統と重なることでスタミナ化できそうだが・・・見当たらんな。基調はフランス血統になりそうで、歴史通りに「欧米融合」の配合形だろう。つまりそれは・・・やっぱりSicambre的な「スローからジラっと切れます!」て感じで、2400m的なスタミナがあるけれどもスパッと加速するためには一つ何か違う方向からのアプローチが必要っぽい。

このジリ脚はスタミナ的なのかどうか、ということなのだよね。Graustarkクロスにトニービン、しかもブライアンズタイム直系と思えば3000mくらい走りそう。

函館記念は時計上においてはスローで、2分台で決着するのだからこの馬には合う。下りでなだれ込めるしスタミナの強い血脈を抱えているから・・・買わない理由もまたない。

消す理由として最も真っ当なのは騎手だろうな。こういう類の馬は仕掛けのタイミングが早いからテン乗りできっちり流れ込めるのか。いや、展開そのものに逆らわない限りは流れ込める。予想されるラップと馬が噛み合うから。

でもこれは結果が出ないと分からないパターンだな。マデイラと同じ。確かに走る下地はあったかもしれないが、そんなのよくよく見ないと分からんよ、と。

スローからの終い11秒決着で結果を残している馬がスロー戦でイマイチ結果が出ない・・・これは能力が足りていないのか、それともスタミナ馬であるために切れ負けしているのか。レース内容からは切れ負けしている様子が見えるし、切れる配合形でもないのだから後者が正しいとは思う。

タニノギムレット×トニービン×サンデー×レガシーオブストリングス。グレビオのSicamble継続だから・・・ガチな長距離馬っぽい。するとデスペラードのようにスーパープレイがなければ中距離戦では勝ち切れないのかもしれないしなぁ。フェイムゲームもまた然り。

まぁ問題はマヤノトップガンと違って機動力の要素がないことよな。タニノギムレットは基本的にロングストレート向きの産駒を出す。機動力をトニービンから抽出するクロスもないし、好走止まりかもしれない。

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