砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

先行馬は中長距離的な新潟記念

だけど勝つのはガチの中距離馬というロジック。


使ってるマウスとキーボードはロジクール。一昨日、マウスの右クリックボタンが壊れて以前買った有線ロジクールマウスを使っている。トラックボールに慣れるとなかなか離れられないのだわ。高いけどな。壊れたM570とか買い直す気が起きないくらい高い!けれど離れられない・・・。

で、今回のネタは「過去に馬券になった先行馬は2400m実績馬が多い」というもの。

まぁこれは単純な話であって、ほとんどの中距離先行馬は3F以上の脚を持たないからなのだわ。新潟記念は馬場の悪化もあってノーマルカーブの4角を斜めにまくりかけるように通って外へ出していく。つまり4角の時点で自分がまくられるわけにはいかないわけで、直線に入る前に軽くスパートはかかっているのだわ。

つまりそれは4Fスパート。スローから4Fのスパートというのは中距離先行馬に求められるものではない。小回りならありえる。中山2000mとか小倉2000mとか福島2000mとかなら4Fスパートで後ろを完封することもあるだろう。だけれど外回りの中距離で4Fスパートをやってのける馬はいない。いるとしたらそれはG1級だわな。

なぜかと言えば外回りはそこから11秒きっかしで切れなきゃならないからよ。小回りなら切れなくとも良いが外回りの4Fスパートは切れなきゃならない。先行馬がそれをやったら秋天を勝ち負けだわ。

本来は中長距離馬って中距離で先行すると無理がたたるのだけれど、新潟記念の前3Fは遅い上に緩々と少し長続きするから無理がない。ラップも淡々と遅くて中長距離戦の短縮verとも見える。こういう流れから3Fビュンっというのであれば中距離馬の守備範囲なんだがねぇ。終い1Fまで持たないのだわ。

だから「柔らか」で「粘り強い」馬が良い。それってPretty Polly弄りの緩々ディープがぴったりなのだわ。ファタモルガーナもクランモンタナも「NasrullahHyperionとPretty Polly」の組み合わせを持ったディープさ。

でもこれでは勝ち負けには絡めない。その馬のベストパフォーマンスを見せられるわけじゃないから、きちんと中距離としての流れを捉えられる馬が勝つに決まってる。

それが「小回りの差し馬」なのが面白いところなんだよなぁ。

補足

中距離馬ではダメなのは馬場の問題もある。中距離馬は軽いスピードを持ち味とすることが多いが中長距離馬のそれは大抵図太い。

また「先行して4Fスパート」というのをやってのけた中距離化け物はジャスタウェイとかだよねぇ。スピルバーグも出来ると思う。オルフェーヴルとかジェンティルドンナとかドゥラメンテとかもかね。

イスラボニータリアルスティールは「小回りの差し馬」にイメージは近い。イスラは厳密に言うと違うけれどあの瞬発を活かしやすいのは大阪杯とかだろうなぁ。まくらずにガツンッ!と加速出来る気性由来の加速力は小回り的。

気性由来と言えばエピファネイアもそうだろうな。近頃流行りの「母父ダンスインザダーク」といい、「サンデー×Nijinsky×スタミナ」は母系に入ると強い。エピファもイスラも繁殖入りしてからが楽しみよなぁ。4分の1非NDを取れるってのは大きい武器だ。

エピファの場合は「4分の1非ND」にして「4分の1非サンデー」だからな。「サドラー×サンデー×ロベルト×シアトルスルー」と繋がるHail to Reasonの輪もまた面白い

つまり「ノーザンダンサーの緊張」をほぐした繁殖側のサンデーサイレンスを「緊張」へ持ち込む土壌があるわけで、初めて大々的に「サンデークロス」を成功させるのはエピファネイアだと思う。流行する「キンカメサンデーNDクロス」の牝馬をあてがってみれば「日本競馬の終わりの始まり」を担うのではないか・・・と。

[fin]