砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

グリュイエール セントライト記念予想

ディーキン配合は好きだがピタリとはまるレースが少なすぎる。

ディープインパクト×キングカメハメハはパッと見で良配合と思えるが細々とした微調整が難しくて、今のところはデニムアンドルビーの配合がお手本。

このお手本はLady Joror的粘りをNureyevへ集約、そのクロスを「Northern Dancer+Fair Trial」の組み合わせであるLyphardへ注ぐことを肝としている。基本的に母母の時点ではナスキロを弄らず、Halo≒Sir Ivor×Mill Reefに全依存して牝馬の切れで勝負するイメージ。

男女でベストの配合は違うはずで、男馬のディーキン配合は力任せにまくる方が妙味あり。ところがグリュイエールは母母がGone West直系のクロフネ牝系なので「The・金子配合」の複雑な入り乱れがあって判断が難しい。

キンカメのミスプロクロス×RobertoなのでSpecialにNashuaを注いだ形となり米血的回転力を補完している。更にBold RulerクロスのMr. Greelyだから切れ≒機動のフワフワ感、加えてNever Bendクロスなのだから米血的な切れ方が見込めるが・・・これはディープへ脈絡しづらい切れ方だ。

なのでKingmambo的な切れ方をしてもいいのだがBold RulerSecretariatへ集約し、それをSir Gaylordにニアリーされるので親父殿の遺伝力を配慮すればこの切れ方がメイン。補足としてMill Reef切れも表現される配合だから・・・これはキンカメっぽい切れ方をするのかもしれんねぇ。

つまり配合自体は鋭さというよりスピード能力で勝つ様なもので、一瞬だけ切れるとかストライドでガーッと突き抜けるとかそういう馬ではない。外回りを先行して差しを届かせない様な競馬がベストだろう。

今の中山に向かないわけではないがストライドで走る分だけマイナス評価。戸崎圭太の中山外枠というのはまくり一辺倒だろう。それでは届かない。

果たして何に届かないのか・・・?

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