砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

前途洋々 セントライト記念&ローズS回顧

お手馬クロコスミアの爆走にビビったものの、シンハライトがなんとか交わして色々と面目を保った。流石に1番人気を本命にした以上は外せやしない、これが穴党の流儀。

四位のエンパイアメーカーが突っ込んできてガックシ来たが、よくよく考えてみたらラトロ&In Realityスピード付加のダンスインザムードダンスインザダーク全妹)なら重馬場は鬼である。鬼過ぎてちょっとスピードが足りないタイプだから、距離延長&馬場渋りは大歓迎だ。あ、これは惜しいのを逃したぞ。しかもこれフェデラリストと同血のいとこで、フェデラリストと言えば重馬場中山記念を勝って、稍重大阪杯ではショウナンマイティの2着になった馬。馬場が渋ったら狙うべき配合馬・・・。

クロコスミアは阪神JFの時に本命を打った馬で、その時のイメージだけで血統は久しく見ていなかった。今見てみたら・・・こいつPark Appealの牝系なのな。それにSadler's Wellsだから・・・思った通りのSadler's Wells祭りじゃないか。あぁ・・・これ買えたじゃん・・・!ていうか暫定版で△打ってるしっ!加えてNashwanが入って母父ボストンハーバーノーザンテーストVice Regentだから3歳秋に買ってなんぼだ。渋ったローズSなら買うしかなかったじゃん・・・。

デンコウアンジュは届かなかったなぁ・・・。まぁシンハライトと一緒に外から差し込んだし、それでこの結果なら相応の結果だろう。

しっかし本当に情けないメンツばかりで、クロコスミアがちょっと反応しただけで後続が離れる離れる離れる・・・。伝説の桜花賞を焼き増した感じのレースになったが、それでこんなに後続が離れてしまうのでは・・・。

セントライト記念もまた強い勝ち方。大野が控えて柴田の二人が仲良しこよしのスロー展開。なのにディーマジェスティはエンジンのかからない後方競馬で・・・1角2角間でちょっと押し上げたけど前残りの気配が漂う展開に。

ところがL800mから仕掛けたディーマジェスティが瞬く間に先行集団に取り付いてしまった。公式ラップが出てからもう一度驚くよね。12.5-11.7-11.7-11.5-12.2だもの。格が違う。

結果的にはゼーヴィントとクビ差となったわけだけど、柴田大知柴田善臣の流れで前が踏ん張りきれないなんてことありえないぜ。それを受け継いだのが戸崎圭太で、鞍下が重賞勝ち馬ならなおさらだ。ディーマジェスティが強すぎる。

穴党の俺が本命を打つだけあってディーマジェスティシンハライトは強すぎる。ハナ差とクビ差で辛勝と見えるのだが、実際にはこれ、99%埋まらない絶対的な差だろう。どうやってもこの2頭は同条件同メンバーに負けない。東西の名手が99%型にはめて本命殺しを仕掛けた結果がこれなんだもの。強い差し馬は本当に止まらん。

だからこそと言うべきか。このシンハライトメジャーエンブレムの対決が見たかった。俺はメジャーエンブレムに本命を打っただろうし、対抗はシンハライトに打っただろう。間違いない。

どうしてこんな素晴らしい馬たちが京都二千とか京都三千とかニッチな条件で争わねばならないのだろう。故障組はすぐさま全回復して、みんなまとめて古馬三冠路線へ進んで欲しい。ディーマジェスティマカヒキサトノダイヤモンドリオンディーズチェッキーノシンハライトもジュエラーもメジャーエンブレムも・・・みんな古馬三冠レッツゴー。

フルゲートの半分がこのメンツで埋まるG1とか・・・ニヤニヤが止まらんぜ。スマートオーディンロードクエストはクロコスミアと一緒。完全に本格化してからおいでなさい。

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