ローズSとセントライト記念の予想 決定版
ローズS
逃げ馬不在であるからスロー内定。クィーンズベストあたりが臭うのだけれど、藤岡弟の中距離逃げは稚拙である。中距離なら兄貴の方がよっぽど上手いし、弟の方は関西の短距離で本領を発揮する。
クィーンズベストはNureyev≒Sadler's Wells5*3✕3だから逃げやすい血統だろう。促せば勝手に飛んでいくタイプだから騎手より馬のペースに近い。ただ藤岡弟は穴で軽妙な逃げを見せるタイプではなく、どちらかと言うと凡庸なスロータイプ。ワークフォースに終いを要求する騎手だとは思いたくないが・・・。
ともあれ、ペースに関係なく重馬場ならシンハライトが楽勝してなんぼ。ジュエラーはヴィクトワールピサ産駒の中でも特級の産駒なのだけれども、シンハライトと切れを共通しながらもシンハライトよりもスピードが軽い。
だからいっそのこと4着までと決め込むことにして、アグデジ米血切れのフロムマイハートをヒモに絡めて、相手本線は馬群嫌いのメイショウサムソンであるデンコウアンジュ。プリメロ=Avenaの古き良き日本のスタミナに加えてDarshaanのUmidwarクロスに妙味あり。これはどちらも父メイショウサムソンへ継続されていて、またどちらもTourbillonを絡めているのも素晴らしい。メイショウサムソンはSadler's Wells直系らしく・・・とは言わないのだけれども、重馬場を比較的得意とするので、狙う価値はあるのではないかと。
7-12-9でヒモ荒れ狙い。
セントライト記念
蛯名なら遅くても速くても中団の外目にはいるはずで、そこから順当に押し上げて直線半ばで先頭にいるはず。中山二千二で強い馬がこれをやったらまず負けない。ディーマジェスティの本命は揺るがないな。
川田のマウントロブソンを支持したい気持ちも多々あるし、Burghclere≒Mixed Marriageのニアリーも嫌いじゃない。だがそれだけに距離が長過ぎるかも。やはり中山千八がベストだと思うし、スプリングSからの上積みはあまりないのではないか。
相手が難しい上に穴馬が飛んでこなさそうな雰囲気。広げるなら実績ある配合のプロディガルサンからになるが、これもやはり人気馬。
拾えそうなのはプロフェットあたりか。千六気味千八馬が多く、しかも能力の足りていない馬が実に多い。また積極果敢の騎手もいないから瞬発戦になるのは間違いない。良血のプロフェットが弾けて2着3着を拾うことは考えられるし、ここはちょっと美味しい2着と見たい。
4-3-9でプロフェットの大駆け狙い。
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