砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

NHKマイルC予想

NHKマイルCに紛れが出るのはゴールデンウィーク競馬ファンがなかなか予想に時間を取れないという側面もあるのではないか・・・。(被害妄想)

明日は朝が早いのでタイムリミットは二時間。もう詰んでいる気もする。

予想印

◎タワーオブロンドン
◯パクスアメリカーナ
△テトラドラクマ

予想文

印を打った3頭の素質に疑いの余地はなく、ここで凡走したとしても活躍の場に困りはしない。

しかし同格の馬がいないこともないのが問題で、言ってしまえば18頭全てに機会がありそうなメンバーだ。それは除外されたアイスフィヨルドとて例外ではない。

それでも今まで積んだキャリアの差があり、それを埋めるには適性差と展開利しかない。

テトラドラクマ

エルコンドルパサーみたいな先行馬で、揉まれてオッケーな北米少女。

シーキングザパールシーキングザダイヤ親子やLyphardの親族であるが近親に特たる競争馬はいない。弱い勢力の枝葉である。しかし緊張と緩和に優れていて、ルーラーシップの配合としても上等だ。

それでも4分の1非Northern Dancerを担う母母プルーフオブラヴに弱さが見られる。優れた配合とは言えないし、形ばかりのアウトブリードである。俗に言う「底力に欠ける」だ。

G1を押し切るには不足・・・と言っていいだろう。

パクスアメリカーナ

ここでは絶対的な立ち位置にある配合馬であるが、これほど8分の1サンデー・非サンデーが揃う舞台だと期待通りには行かない。なんたってマイル戦。

順調に駒を進めてきた「ロードカナロア×Deputy Minister」が2頭入れば余裕の圏外。近い将来のNHKマイルCはA級ロードカナロア産駒の決戦場になるかも・・・。

実績ばかりを見れば重い馬場が得意で、速い時計が出る今の東京では似合わない。けれど今の東京が速い馬場であるというわけではないだろう。非常に良いペースを刻める、逃げ易い馬場ではないか。

オーバーペースの逃げで残れる様なものでもないし、ペースの上限が取っ払われた様なアホな高速馬場ではない。綺麗なペースを作られて、綺麗にそのペースを受け継げる、北米の速さとパワーで踏破する馬場だ。

ならば生粋の北米血統使いの川田将雅とパクスアメリカーナで足りる。4分の1サンデーであってもこのマイル戦を戦える。何故ならば、この配合はHyperion的に速いクロフネの千八馬において最上級に位置するものだからだ。

タワーオブロンドン

正直・・・この配合をあんまり褒めたくない。(問題発言)

しかしRibotの差しが届く不思議な世界がNHKマイルCで、父Raven's Passの持つRibot6×5は非常に具合が良い。これならば「Nasrullah×Count Fleet」の切れで4Fをぶった切れる。

ロードクエストの上位互換みたいものだ。けれど想像を超えた素材だったら凡走するかもしれない。けれどディーマジェスティみたいに速い時計での勝負は得意のはずだわ。シンコウエルメスのSadler's Wellsは鈍重じゃない。

また5代内にBrigadier GerardMill Reefの名が見られる配合ってのがドキドキ・ワクワクなのだわ。ローブティサージュではMill Reefが6代目まで遠くなってしまう。

もし俺の予想が敗れてね、この馬とRoberto馬の一騎打ちになったら・・・それはもう競馬史として秀逸な決着だろう。Robertoが間に合うレースではないと思うけれど、それこそロードクエストの例があるのでね。

あとがき

なんやかんやで予想は固まったかな。ディープ産駒とDanzigとRobertoを徹底して軽視した予想である。

今年のディープってのもちょっと精細に欠いていて、一味足りない走りばっかり。面白い配合はそりゃあるのだけれども、3歳春に買う様なものは少ない。カツジもアンコールブリュも古馬になってからの機会に期待したい。

ただギベオンってのが難しいところだった。ミルコなら一発があっても全然不思議ではないけれど・・・ルメールが乗った時のパフォーマンスが抜けていたと思うし、距離短縮で上向くイメージもない。

菊花賞に進んできた時には最大限の評価をしたい。だからこそDanzigもRobertoもガン無視したのだ。


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