ラストインパクトは14年の春天で本命にした馬で、中距離では少しスタミナを持て余し気味だから距離は長ければ長いほど良いだろう。ちなみに15年は無印だったから「やっぱお前やれるじゃん!」と憤慨したのもいい思い出。
切れないという観点ではほとんど外国産馬みたいなもんだが、そこはやはりディープインパクト産駒ということで、Pacfic Princessということで。切れないとは言っても日本の馬場に不適応ではない。
Burghclere≒Fijiを根拠としてディープインパクト×Pacfic Princessはニックスであるが、4分の1サンデーサイレンス&4分の1ティンバーカントリーもニックス。砂の逃亡者コパノリッキーやウインバリアシオンを真っ向からねじ伏せたアドマイヤデウス、そして本馬がある。
これはHaloにWoodmanが、Mountain FlowerにはSwaps4*5がそれぞれ作用するからだろう。配合全体でディープインパクトのスタミナを捻り出すことに専念し、同時にSir Ivor≒Haloに働きかける仕組みだ。スピードに欠ける分だけスタミナ源は強烈である。
つまりディープインパクトの持つスピードに頼ってスタミナに傾倒した配合だから、ブラックタイド産駒に近いイメージでいいだろう。それならばキタサンブラックの逃げを追いかけるにあたって好適ではないかと。初秋の京都で追いきれなくとも晩秋の東京なら見直したい。
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