アサケハーツ
Mr. Prospector×Danzigというアホなニックス配合を取るFusaichi Pegasusを母父とするハーツクライ産駒。まだ身体が薄くて本格化まで時間がかかりそうな様子があるが4分の3NDのハーツクライである。Fusaichi Pegasusなら短距離の方が良いだろうし、わざわざ3Fも延長することはない。
アダムバローズ
服部健太郎氏のことはよく分からないが、母チャチャリーノを生産した服部牧場の系譜と見ていいだろう。服部牧場はディーマジェスティを生産している。非NDの母を持つハーツクライ産駒だがジャスタウェイほど晩成ではないだろうし、またこの段階のこの類の配合のハーツクライにしては馬格に優れすぎるきらいが。これ以上増やしてこれ以上力強くなって、砂でも走るのだろうか。
アドマイヤウイナー
ワークフォースというよりもダンスインザダーク。可動域は狭くとも脚長のストライドが靭やかに躍動する。距離は2000mより長くても良さそうだし京都二千も悪くない。前走は力負けに見えるし四つ角より二つ角の方がいいかもしれない。京都千八外なんかで見直したい。
インウィスパーズ
薄い体つきはディープっぽいが体型はボリクリに近い。新馬戦で前のめりに負荷をかけてこの脚を使ったことは褒められるが、馬体重からしても血統からしても上積みにこそ期待を持ちたい。ここは様子見だろう。
ガウディウム
ハービンジャー×ステイゴールドはお手軽ニックス。ベルーフみたいな馬をポンポン出す。差し馬配合で瞬間の末脚に優れる様な配合であって、またステイゴールドの頑強がオンにならないことがほとんど。スローの外回りや小回り平坦が主戦場になりがちである。少頭数スローを希望として狙う手はあるだろう。
シャイニーゲール
Mr. Prospectorクロスのキンカメはダートになりやすい。芝に留まるためには強い芝適性を持つND系を引くことが重要であり、本馬はそれを満たさないためダート馬だろう。渋った馬場が好みだろうし、極端に重いダートをこなすこともない。
ダノンディスタンス
メドウラークの弟で、4分の2がトゥザグローリー=トゥザワールド兄弟と同血。4分の1がそれぞれキングカメハメハ、エアグルーヴ、クロフネ、トゥザヴィクトリーにより構成されており、ノーザンファームと武豊の蜜月時代を思い出させる配合。母アゲヒバリはどうもクロフネのパワーを執拗に伝える繁殖であるらしく、メドウラークにも見られた芝を走るに不必要な力っぽさが邪魔をする。馬場は当然重いほうがいいだろう。
ヴァナヘイム
8分の7がドゥラメンテと同血で、違いは母父がサンデーかディープかのことだけ。4分の4NDのキンカメなので出来上がりは早いと思うが、G1で活躍するのは古馬になってからだろう。ここは勝って当然のところだ。
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