砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

決意と囁き

よし、明日の休みはRoberto配合論作るべさ!

と思いきや先生が配合大喜利ぶっこんできて、謎の使命感に駆られてしまう。


お題はエリモトゥデイである。これはちょっと前回よりも難易度が高い。

レースカムの流れというのはMr. Prospector×Northern DancerにおけるKingmamboと同じ流れであり、つまりPrincequilloを母系に忍ばせてそのニックスでまとめてしまうというもの。後付けのGraustarkワイルドラッシュから配給される上に、これがWild Again産駒だからHyperionまみれ。

この流れがMr. Prospectorからしても非常に有用なものであるし、キングカメハメハと構成材料は似ている。


そんで先生がくれたヒントを元にすると、ルーラーシップという選択もありえそうではあるが・・・ルーラーシップサンデーサイレンスを持ってこないのももったいない話で、またこういった繁殖にサンデーサイレンスを持ってこないのも同様。かといってドゥラメンテではトニービンが遠い。


だが、だいたいおおよそ、検討は。

[追記]

と思ったらちょっと挫けそうな状態に。

ディープスカイでPlugged Nickle全クロスだ!緊張と緩和の中でやっているわけだから行けるべ!と思ったらデータで全否定される結果に。ディープスカイ×ワイルドラッシュディープスカイ×Foresserもディープスカイ×Wild Againも散々な結果。

アグネスタキオンは大抵これらのデータでは上位にいるのにディープスカイは駄目という・・・。おかしいなぁ。

やっぱりBold Rulerをクロスしないとディープスカイは駄目なのかな。Key to the Mintクロス+Chief's Crown×Videoの「ND+Nasrullah≒Royal Chager×Princequillo」で作用しそうな気もしたんだけれど。

大きな問題としてあるのはDanzigとして正しい配合を取れないことか。Wild AgainDanzigを作用させるには手間がかかりすぎる。

というかあれね。Caerleon=VideoなのだからHail to Reasonを有効に使わなきゃもったいないね。その結果としてのMr. Prospectorクロスか・・・。

カジノドライヴではマイラー×マイラーになるのでちょっとおもしろくない。カネヒキリという選択は中距離×マイラーを狙ったものであろうし、これを踏襲したほうがよほど理にかなう。

だからフリオーソで相似配合を狙う・・・ってのもあるが、これではブライアンズタイムに対する処理が汚い。


Video尊重ならやっぱりディープインパクトを使うのがベターなのだよね。そしてなんやかんやでデータ上ではディープブリランテが悪くない。褒めづらい5代アウトになるけれど・・・。


Droneを起点にすると、つまりこれによってBlue Larkspurのアウトを行っているわけだから、ニアリーを入れてBlue Larkspur絡みで共通を組み込めばいいわけよね。でもWild Againもそれで食っている血統なわけで、ワイルドラッシュというのはそこが少しむずかしい。

Wild Againからジャスタウェイが出たというのは、ハーツクライのBlue Larkspur≒Balladierを強烈に緩和したことがまず一つあるわけだ。しかもHyperion軸の配合で。そんでもって母母でBlue Larkspur≒Ballaiderをゴリゴリ促進している。これほどの強烈な緩和材料ともなれば、近くに逆の要素がゴリゴリなくてはならない。

ワイルドラッシュも直仔の代では「8分の1Blue Banner≒Busanda3×3」を伝えられたが、母父の代にまで引っ込むとそれが難しい。だからKey to the MintかBuckpasserをクロスすべきである・・・という考え方が一つ。

しかし「War Admiral(Man o 'War×Sweep)×Blue Larkspur」が何をしているのかって話でもあり、これってMr. Prospectorへ全部流れ込んでいるわけよね。Mr. Prospector×Buckpasserのニックスの仕組みからして。


本来、と言えば。Mr. Prospector×Nijinsky×Princequillo×Key to the Mint×Buckpasserというのは成り立ち難い。しかし4分の1Wild Againという配合形がそれを成功させた。これはジャスタウェイと同じBlue Larkspurの緩和が理由と見ていいだろう。

この時点でかなり危ういバランスの中にあるのだわ。簡単に血統の傷となる。

だからどこかしらで矯正としてのニアリークロスを組み込まねばならないだろう。これはレースカム=スキャンとかVideo=Caerleonでは解決できない類のもだ。

ぶっちゃけディオスコリダーを超える配合はむずいでしょ。ルーラーシップで一発に賭けるにしても・・・キセキ級の配合は難しい。ルーラーシップ×ディープインパクトはキンカメサンデー級の一大ニックス候補。


ここはお茶濁しのクロフネくらいだろうか。フィリーサイアーとして有能であり、次世代に残すIcecapaece4×4はほぼ間違いなくアウトになる。これはBold Irishの枝なので嵐猫やドリジャニ=オルフェなどのRoyal Rose牝系との組み合わせで旨味がありそう。

Hail to ReasonNorthern Dancerなどの血統も薄くあるし、Blue Larkspur絡みも穏やかに処理される。クロフネBusandaかつクロペリオンの形だから次世代で良さを引き出す方法は少なくない。

[fin]