砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

オールカマー回顧

レイデオロは配合からして馬群を割る可能性を否定しづらく、しかし中長距離馬としての格からしてRobeto気性も受け継いでいるのではないか、ということを夜な夜な考えて本命を打った夏の終わりのこと。

残暑厳しいなぁと思えば昨日今日は寒い。窓を開けた翌日に暖房つけたのは初めての体験だ。

とりあえずきちんと馬群を割ったので、ルメールはずいぶんと乗りやすくなったんではないかな。東京のルメール×Tom Fool表現は徹底的に構えてからの割りがエグいからなぁ。秋天の本命が決まったかもしれん。秋古馬三冠も視野に。

ここで本命を打っておかないと精神的にマズかったのよねぇ・・・。疑心を印にまで影響させてしまうのはG1複数勝ちクラスの馬への対応じゃないのだわ。それを振り払って、なおかつ馬券的に美味しくなくとも、きちんと能力に適した印を打たないと。

「俺の買わないときばかり来やがる現象」にハマるとG1予想がしんどくなる。とりあえず今秋のレイデオロに対しては、そこそこ、正しい見方を出来ていると自信が出来たぞ。

ただアルアインに対しては・・・うーん。この馬には皐月賞からズーッと踊らされてばかりだ。

皐月賞 無印→1着

ダービー 無印→5着

セントライト記念 無印→2着

(「アルアインを見る」を書く)

菊花賞 △→7着

京都記念 無印→2着

大阪杯 無印→3着

オールカマー △→2着

根本的に読み違えているのよねぇ。多分。

アルアインを見る」という超イミフな記事でアルアインを理解したつもりなのだが、それを元にした考えで印を打ったのが菊花賞以降のこと。驚くほど学んでいない。

ちなみに「アルアインを見る」で語ったことは以下のようなことである。

1,Cherokee Roseを有効に使うことで北米と英愛の高度な融合を得られる

2,傍系の「Nasrullah×Hyperion」はFlower Bowlに吸収されがち

3,Cherokee Rose一家においてDynamoの枝葉はHaloやTom Foolと脈絡してまくり脚質に出る

4,Tom Foolに構成の近いCherokee RoseはHaloからAlmahmoudを切り離す作用がある

我ながら面白いこと書いてるんだよ。4は特に素晴らしいね。これはCherokee Rose血脈によってNorthern Dancerを深く関わらせない配合を成立させられるってことを示唆しているんだ。

正確にはNorthern DancerではなくてAlmahmoudかな。とまれ、これを頼らずに4分の1サンデーの配合を成立させるにはCherokee Roseの血が必要不可欠である、と。またそれはHaloからHyperion+Flambetteを切り離すのと同義なのだよ、と。

この切り離しってのはサンデーサイレンスという遺伝の解体を意味するわけだよねぇ。最後のディープとブラックタイドジャスタウェイドゥラメンテの話はよく分からんが、三冠馬オルフェーヴルを挙げた理由はなんとなく分かる。オルフェーヴルサンデーサイレンスの解体に最も成功した馬なのだわ。

俺はアルアインという血統から「サンデーサイレンスの解体」という大きな題材に挑んでいたのだね。(他人事)

うーん、そりゃアルアインのことをよく知らないだろうなぁ。

[fin]