なんで今年の菊花賞がこんなに難しいのかって話になるが、これはHyperion的に上手く作用した馬が多いことが理由だろう。
ハービンジャーとして非常に高い素質を本格化させているブラストワンピース
Special血脈をいかんなく表現して先行するメイショウテッコン
母父ハイハット≒Alycydonで本格化したエタリオウ
フェノーメノ的な組み合わせで駆け上がった名血アフリカンゴールド
・・・
穴馬としてのピックアップを必要としない力強い配合馬が揃った。展開を込みにすると、誰もが勝ち負けに絡めそうなメンツ。
予想印
◎ステイフーリッシュ
◯ブラストワンピース
△エポカドーロ
これが最後のステイゴールド
ステイゴールドとは?ということは血統マニアならばもう何度も何度もぶつかってきた超題材で、オルフェーヴル・ゴールドシップ・そしてオルフェーヴル産駒により繰り返しの掘削を要求されてきた。
今年の3歳馬で一番強いのはエポカドーロ。ワグネリアンも強いが、本領を発揮したエポカドーロはもっと強い。だがダービーの負けも事実であって、一番強くとも三冠の域にはない。
さらなる距離延長をこなすのは難しいが、「一番強い千八馬」ならばヒモは易いところだろう。
勝ち切りを頼むならばブラストワンピースで固そうであるが、捌きの出来ない馬である。多少のロスを抱えたり、前の馬を度外視したイメージで差すならば前の穴馬が怖い。
ステイフーリッシュでいいだろう。神戸新聞杯で一番「アレ?」と思わせる脚を使うはずであったこの馬で。
登坂後に一番伸びた馬を買う、というのがワンアンドオンリー世代からの習いだ。トーホウジャッカルほど伸びたのかは分からないが、上位馬のどれよりも伸びたであろうことは予想される。
京都攻略の鍵を全て備えた馬であり、よどみなく流れるスパート戦は得手とする。鞍上のイメージ通りに脚を使ってくれることだろう。
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