砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

スプリンターズS予想

色んな人が色んな結末を予想出来る、面白い枠だと思います。しみじみ。

大外枠のRoberto・・・3歳にしてスプリンターとしての素質を見せているファンタジスト。これが4角で一頭ばかり交わして見せれば、なかなか止まりそうにありません。前走は勝ち馬に離されましたが、大外から交わされてしまうのはRobertoの宿命。(マキバオー的な)

母がRobertoクロスでも好位から差せるダノンスマッシュ。このAlydarぶりにはゴールドアクターが思い出されますし、先行からの順当な勝ち切りも意外ではなく。

Mill Reefで柔らかいタワーオブロンドン。前走のパフォーマンスは非常に素晴らしいもので、実績通りの上位にある馬です。鞍上のルメールと付き合いは長く、変わらぬパフォーマンスを期待させます。

スプリンターとして期待され、スプリント一つを走り続けるディアンドル。前走はダイメイプリンセスに差されてしまいましたが、5連勝の実力がフロックではないことを示しました。彼女に先着したのは他にファンタジストがあるのみです。

春の覇者にして絶対の好配合ミスターメロディ。前走は大敗を喫しましたが、元からパフォーマンスの安定しない傾向。G1のペースで再び上向くことが期待されますし、鞍上の福永祐一は当代きっての短距離巧者です。

 

◎リナーテ

◯モズスーパーフレア

 

ところがどっこいリナーテ。

ステイゴールド産駒というよりもマルペンサの産駒で、何がどうなってもマルペンサはマルペンサを伝えてきます。サトノダイヤモンドの4分の3妹と思いますれば、中山で更に上昇を見込む手があります。

前走はダノンスマッシュとタワーオブロンドンに敗北を喫する3着。しかしマルペンサの本領は4角の機動力ではなく登ってからの再加速にあります。京王杯SCで見せた様に、登ってから詰め寄る脚こそ本領。

ゴールドアクターもキタサンブラックも坂越え後に100mもあれば差して見せるのがマルペンサ。何度も繰り返すマルペンサ。そう、マルペンサ。

モズスーパーフレアの逃げが濃厚。これで高齢馬が壁となれば抜け出せるのは1頭でしょう。ダノンスマッシュより外に入ったならば、主導権はこちら。Kris S.から主導権を奪ったならば、先着は約束されそうなもの。

1完歩のロスがあれば3着争いにも紛れが生じるかもしれません。私は車を馬券で買いたい。(大事)

 

タワーオブロンドンはまだ未完成ですので、中山1200mの克服には難があります。そうなると外はほぼ全滅、来るとしてもファンタジストくらいでしょう。

彼は最速×最速の配合ですし、ダノンスマッシュよりも信頼しやすいロードカナロア産駒です。しかし「最強スプリンター×絶対三冠馬」の配合ですと、スプリンターというよりも1400m気味。1800mを克服したあたりにもそれが感じられます。

3歳時に1400m馬が完成するかというと、少し微妙なところ。ウインドインハーヘアが本格化するのは古馬でしょうから、配合の字面ほどに強くはなさそうです。それでも3歳秋での上昇カーブには驚かされましたが。セントウルSは強い内容です。

 

△アレスバローズ

 

もう少しマシな博打もあろうものですが、変幻自在の角田マジックに期待。現状の中山で最内好位を獲ることが出来るならば、このLyphard的粘り腰を頼る手が無きにしもあらずです。

配合通りにクランモンタナやサトノノブレス的なズブさ≒スタミナが本格化しています。前走は後方から押しっぱなしで大外ぶんまわし。脚が止まってしまいましたが、あの内容ならば十分。(止まらなかったらおかしい)

そうせざるを得なかった要因がありますし、中山1200mの速さについていけるかは疑問。まずついていけないでしょうが、他の馬もついていかないならば機会あり。長い脚を使うに関してはまだまだ一線級です。

3着の一線へ加わってくれれば十分です。あとは運否天賦で。

 

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