砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

私のPOG状況

今年もやっております、エルコンさんとのPOG対決。勝負というよりも勉強させていただいている感じのPOG。2年目となりますが、指名馬が被ったことはありません。ドラフトとは・・・?

エルコンさんは現在本賞金11595万円。リアアメリアやワーケア、クラヴァシュドールを擁する布陣。「どの馬がG1を勝つかな」くらいの状態に見えます。

私の指名馬は別記事を参照いただくとして、勝ち上がっているのはスカイグルーヴと今週のオーマイダーリンの2頭。坂路番長アヴルハウルの復帰や、サンテルノとイグニタスのデビューが待たれます。

 

ミラクル要望

私がここから勝つためには、いくつかのミラクルが必要となりましょう。社台枠の4頭と坂路番長を精鋭部隊として、賞金の加算を繰り返してもらうしかありません。

 

スカイグルーヴ・ミラクル

彼女にはG1を勝ってもらうしかありません。そうでなければエルコンさんの方に勝たれてしまいます。去年の様に「OP戦を勝って追いつきそうだぞ!」という感じではありませんから。

「ビビっとくる配合ではないけれど、一番良く見えるエピキンサンデーはこれかなぁ・・・。POG書籍でもそこそこプッシュされてるし。」という塩梅で指名された本馬。大きい期待を背負わせる予定は一切なく。

「エピファネイア×キングカメハメハ×サンデーサイレンス」の累代に夢を乗せる血統マニアは決して少なくないかと思います。一口を持っている人にも、そういった期待があるかもしれませんね。

「サンデークロスで初めてG1を勝った馬」という話題もついてきそうです。様々の理由からG1勝利が望まれる馬です。

 

アヴルハウル・ミラクル

とにかく1勝です。そこから中山で立身出世を。

ダートの方がAmerican Pharoah産駒は走る、と話題になっています。けれど私は芝で大成して欲しい。砂が分からなくて芝の配合を狙っているのに、それが砂に行かれてしまったら・・・俺はなんなんですか。道化ですか。

脚元の小さな故障が頻発している馬ですし、芝を避けることを否定は出来ません。けれど3歳春までには脚元をしっかりさせて芝に戻ってきて欲しいですね。(芝至上主義者ではありません)

しかし坂路ばかり走らせていたことからして、脚部不安は根の深い問題であるのかもしれません。POG期間に何度も何度も走らせることはないでしょうし、少ない機会を活かして2勝を狙って欲しい。2勝目が重賞ならば十二分です。

2年後の重賞で馬券を買わせてくれるといいなぁ・・・と夢想します。脚を労りながら大舞台へと着実に進んで欲しい馬です。

・・・もちろんそれが来年であっても、一向に構いません。

 

オーマイダーリン・ミラクル

1勝してくれて一安心、オーマイダーリンです。

何にしても廣崎ドイツRelicですから、東京1600mの重賞を目標に邁進して欲しい。合言葉は「再来年のヴィクトリアマイルで会おう」。「行く末見守る系POG」の別名は伊達じゃありません。

ドラフト時にはオークス狙いでした。しかし実際に走る姿を見ると東京マイルが良さそうでして、Relicってこういう表現が基本だよなぁ、なんて考え直しました。

高速馬場が得意そうな感じも好材料でして、来春の高速東京で爆発してくれると良いですね。NHKマイルCを2着3着まで差し込んでくれると非常に。

鞍上が武豊で後方から外一閃・・・この勝ち方はシェーングランツと似ていまして、やはりMonsunはAureoleなのだなぁと。牝系からしてFriar's Daughterですし、これは「女エイシンフラッシュ(マイルver)」ではないかと妄想をしています。

おそらく長い脚を使って気張ったり差し込んだりする馬ではないのでしょう。溜めてなんぼのスロー巧者で、かといって遅すぎたり外を回るロスを含むと案外走らないと。

エイシンフラッシュが秋天を制した時の様に、空いた最内を一気に突き抜ける様な展開がベストオブベスト。突き抜けないとAureoleは害悪でしかありませんので、どれだけSadler's Wells経由のSpecialで速く動き出せるかが鍵でしょう。

シェーングランツのようにのんびりと加速するのでは外へ回すしかありません。どこかで速い動き出しを確認できるといいのですが。ディープインパクト×Monsunでイン差しを可能とする素早さが実現しているってのは、まさしくミラクルですな。

 

サンテルノ・ミラクル

兎にも角にも早い実戦投入を。年末年始までもつれ込んでしまいますと、ハーツクライは勝ちにくくなってしまいます。

既にノーザンファームお抱えのトップジョッキーは来年のパートナーが決まりつつあります。ミラクルとはつまりクラシック戦線へ投入であり、そのためには確たるパートナーの存在が不可欠。デビューで掴もうジョッキーハート。

血統要素としてはハーツクライ黄金配合の全てを詰め込んでいる配合です。ヌーヴォレコルト・ワンアンドオンリー・リスグラシュー、全ての要素を内包しています。

それにドイツ血統まで加わるものですから「欲張りセット」なんて表現をしています。「闇鍋」や「びっくり箱」の方が適切ではないか・・・と、今、改めて思いました。何が表現されるのでしょう?

ドラフト時のコメントは「ザ・バブルカンパニー。ナスペリオンバブルカンパニー。」。おそらく間違いはないのだと思いますが、私の抱いていた1800m馬としての鋭い切れ味を表現はしていなさそうな。

ロジユニヴァースとスワーヴリチャードの間の子・・・くらいが現在抱いているイメージ。母がアイルランド産の馬ですが、そういった重さを表現してくるのかなぁと。サトノクラウンとも近いかもしれません。となると目標はダービー一本。

新馬戦で誰をヤネに据えてくるのか、楽しみですね。果たしてサンテルノはどんな馬なのでしょう。

 

イグニタス・ミラクル

4分の3が叔父のペルシアンナイトと同血のハービンジャー産駒。

11月17日の東京芝2000mにてデビューを予定。しかし早い段階からダート疑惑が持ち上がっている馬でして、アヴルハウルと同じ様にして「芝とダートのどっち?」という根深く面倒くさい問題を抱えております。再びの道化チャンス!

ダービールールのPOGで、デビューが今時期。芝とダートの適性クイズをやっている間にトライアルが始まってしまいます。デビューでしっかりと芝を走ってですね、大きな路線変更なく速やかに重賞へ挑戦していただきたい。

大目標は皐月賞。この期に及べば勝利までは望みません。なんとか掲示板を捉えて欲しいところ。そこからは休養でもNHKマイルCでもダービーでも白百合Sでもラジニケでも、何も文句はありません。走るなら期間中にお願いしたいとは思いますが。

何にしても本馬の良いところを見せてもらえるローテがいいですね。芝でもダートでも、条件を問わずに。

それを皐月賞で見せてもらえるならば、それがミラクルです。

 

あとがき

他にインディビジュアル・アイゼングラフ・ハタノプリエの2017がいます。彼らには1勝していただければなぁと思います。勝てなくとも、自分が良いと思った配合馬を見守ることが出来るだけで、十分に楽しい。

インディヴィジュアルは既に3戦を走っています。好調なキズナ産駒ですが、彼の様になかなか適性が掴みづらく勝ち上がりきれない馬もいます。重賞ばかりを予想している私にとって、最も見逃しやすいケースと言えるでしょう。予想とは全く違う角度から競馬を見ているのだと強く感じます。

おそらく、私は馬という生き物に大した愛情を抱いていません。現状における私の喜びや楽しみは株の売買に似ています。「やっぱり上がった!」「やっぱり下がった!」と。

POGという手段によって競馬へ真摯に相対することが出来れば、それは素晴らしいことです。今よりもずっと高い純度の熱狂と妄想を望むがため。

いつだって私の目標は「競馬の話しかしないボケ老人」です。「この馬をPOGってもので指名していたんだ!」という自慢話ではなくて、「こんな素晴らしい馬が走っていたんだ」って、ずーっと、話している人になりたい。馬を愛することはないかもしれないけれど・・・。

「行く末見守る系POG」でいいんだ、それがいいんだ。そんな開き直りをしています。

 

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