砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

2020年朝日FS予想

阪神外マイルはサトノレイナスみたいに柔らかさ≒スタミナみたいな柔らかさが似合う条件ですが、2歳馬にこの条件を押し切れってのも無理難題です。(牛&ムーアは卑怯な例外)

ただ、ここ10年間でムーアが2勝してミルコが4勝。荒い騎手が勝つ例がほとんどで、繊細な騎手と言えば四位洋文騎手、無欲の追い込みサトノアレスくらいですか。

荒いというか豪腕というか、とまれ折り合い上手で勝つレースではありません。位置を多少なり落としても差し届く条件で、前目で気合で折り合って・・・という段階のレースじゃありません。

もちろんローズキングダムとかの例外はありますが。

 

◎ドゥラモンド

◯ステラヴェローチェ

 

 

ステラヴェローチェはちょいと難しい馬でして・・・。血統的に。

Blushing GroomとGone Westなので横ノリの差し切りでも全然良いと思うのですよ。ただ、ゼニヤッタとかボリクリとかエピとか、ああいう「突き抜けた後の先」がある馬、Kris S.的表現だと思います。

最後の最後に差し切るっていう形だと足りないのではないかと。前走の位置取りは横ノリのそういうところが見え隠れしたと思うのです。

Roberto気性なのは間違いないので、枠もちょっとややこしいかなぁと。阪神外のRobertoってだけでも難しさがあります。

 

 

難しさったらドゥラモンドの方が圧倒的に上。しかし、私の指名馬なので仕方がない。(ステラヴェローチェはエルコンさんの指名馬)

なので先週から続いて「予想という名の血統探索」です。馬券は買いません。

先週は「ソダシはフレンチデピュティ、サトノレイナスはSwaps。」という話でした。この流れを踏襲するともなると、ドゥラモンドは大変むずかしい。

 

もちろん、ドゥラモンドの血統表は昨年の2月くらいから見ていたわけです。実際に走りを見て数ヶ月経ち、イメージ通りだなぁとも思います。

ドゥラメンテというよりもシーズインクルーデッドで、「絶対にTom Foolで出してくるママン」だけあってPOG本のどの写真を見ても「どうみてもTom Fool」でした。

私が立ち姿を見ればドゥラメンテもTom Foolでして、見分け方は「美味しそうなレッグがTom Foolで、すじっぽいレッグがBuckpasser。」

ダンスインザダークとスペシャルウィークを見比べても、美味しそうなトモをしているのはダンスインザダークです。食欲から見る馬体。

つまるところ筋肉量の差でして、シーズインクルーデッドは晩成血統らしく線の細い作りを伝えます。ただ、晩成してキン肉マンになれるわけじゃないのが血統として大きなキズですね。

 

とまれドゥラモンドは線の細いTom Fool的な父母の相似配合から生じた馬であります。

これはなかなかに意欲的な配合だと思っていまして、ネオユニヴァースやハービンジャーなど、ちょっと筋肉量を伝えそうなタイプとの配合で成功しているのがシーズインクルーデッドなわけなんですよ。

それがドゥラメンテとの相似配合でしょう?柔らかお肉×柔らかお肉ですよ。

もしかするとシーズインクルーデッドの本領発揮となるかもしれません。ネオユニともハービンとも重賞勝ち馬を出しているママンです。本領発揮ならG1に手が届くかもしれないってロマンもありかなぁと。

 

話を戻しますと、ドゥラモンドは「Nasrullah×Hyperion」というべきでしょう。もし勝ってしまったら、ここらへんを掘り下げた回顧記事を書きます。

 

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