砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

2022年NHKマイルC予想

NHKマイルCはフレンチデピュティで、という時代もありました。

なんでそれがまかり通ったのかというと、Hail to ReasonとNorthern Dancer、そしてBold Rulerの組み合わせが容易く行えたためではないかと思います。

これにTom Foolが入るとややこしい表現になって、Tom Foolを引いてNHKマイルCを勝った馬といえばキングカメハメハとかミッキーアイルとかカレンブラックヒルとかメジャーエンブレムとかケイアイノーテックとか・・・。

キンカメはBold RulerもHail to Reasonも引きません。それ以外はディープとダイワメジャーしか勝っていないという面白さで、それ以降のラウダシオンやシュネルマイスターはリアルインパクトとKingmanの産駒なのですよね。

 

Tom Foolってのは基本として非力な表現で、晩成型。だからシーズインクルーデッドは晩成。けれどBuckpasserは天才的な表現であって、スペシャルウィークやサイレンススズカ、アーモンドアイという靭やかでパワフルなハイスピードの遺伝です。

それでもマイルは短かろうってのがBuckpasserで、This is Buckpasserがマイルをぶっちぎった例は知りません。

逆にTom Foolの本格化はマイルでも強く、モズアスコットとかモーリスとかはTom Foolの表現に近いでしょう。現代でTom FoolをオンにしようとしたらMenow的なものでサポートを入れるんは必須です。

これは、Nijinsky×Blushing Groomのニックスがわかりやすい例で、中距離~中長距離に一回寄せる意味が強い。そんでもってRibotがどこかで絡むのも必然で、最終的にはNorthern Dancerまみれにしてそこらへんのスピードをかき集めるみたいなね。Storm CatとかAlzaoとかを引くと。

ハーツクライ産駒は4分の3Northern Dancer(4分の4Almahmoud)によりPOGで狙える様な成長曲線となるってのが王道でしたが、Tom Foolを起点とした4分の4Northern Dancerはむしろ晩成です。

故にドレフォンも晩成にしようとしたらTom Fool的な感じにするんがベストで、直仔の代は巧妙な配合でないと晩成には持っていけないと思いますが、母父ドレフォンは結構やれるでしょう。

 

◎puルパレイ

○マテンロウオリオン

△セリフォス

 

セリフォスは抜けたダイワメジャーだと思う。けれどスローでも先手を取らずに競馬をしてきたし、前傾ペースとなった朝日FSでは突き抜けるまでいかなかった。こういう臨戦のダイワメジャーをどこまで信頼したものか。

しかしこれは配合通りの気もしていて、ドイツ血統を含むダイワメジャーは控えて美味しい表現が多い。これがダイワメジャー×ドイツの難しさで、距離延長してもマイルに徹してもハマりづらいところがあります。

素質上位でもハマりづらさがネック。であれば全力でハマることが出来そうなプルパレイが本命です。この配合で芝を走り、重賞まで勝てるならNHKマイルCはベスト条件。イスラボニータ産駒の外枠はイメージからしてマイナスですが、壁を作らないとマイナスという配合にも見えません。(実際に逃げてるし・・・)(こういう時にTARGET使うべき)

セリフォスに○を打っても良いんですが、ジャングロを差すならマテンロウオリオンが上かな。そんでジャングロは4着予想。セリフォスがジャングロを差せるかどうかが予想しづらいところですが、ダイワメジャーの傑物なら交わしてなんぼ。

インダストリアがおそらくジャングロを差せないんじゃないかと。モーリス破りのロゴタイプを交わすには、インダストリアは流石に靭やかに過ぎます。ブルパレイというか、イスラボニータの素晴らしさは皐月賞を蛯名正義騎手を背にぶっこ抜いた爆発力にあるわけでね・・・。

おそらくは、3Fスパート戦で、相対的にスローな流れになるんじゃないかと。ロゴタイプVSイスラボニータVSアンビシャスVSセリフォス、みたいなね。セリフォスはモーリスとエイシンフラッシュの間の子みたいな感じ。

一番奥があるのはセリフォスで、次にインダストリアで、次にジャングロかな。プルパレイが芝のG1で大勝負できるのはここが最後で、次はダートじゃないかと。

 

[fin]