砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

2020年阪神JF回顧

サトノレイナスはSwapsなので・・・ということでしたが、なんちゅうか、登坂もオッケーだし末脚も優れているんですが、一度失速してからの再加速が鈍いんですよね。Swapsは。

体質が柔いというか、先生の用語における「ハイインロー」的であるというか、柔さ≒切れ味でもあるんですが、柔さ≒スタミナでもあり、スローをバキューンっと差すタイプでないのは確かです。

差し勢が33秒台で上がるマイル戦は得意でもないんですが不得意でもなくて、ただ1800mで33秒台だと厳しくなるかも。仮に桜花賞とオークスを勝っても、ローズSでスローの逃げを差しきれないってことはありえるかと。

 

ソダシはフレンチデピュティなので・・・という。

春天を縫い差したレインボーライン、ダービーで馬群の中から抜け出してきたマカヒキ、秋華賞を最内から突き抜けたショウナンパンドラ。こういうのがフレンチデピュティだと思います。

ホエールキャプチャとかアエロリットとか、「生まれた時からHyperionです」みたいなタイプが多かったクロフネ。ここに来てフレンチデピュティに差すことが出来るタイプで大物を出してきました。

 

優秀な繁殖を出そうとしたら優秀な母を持つ種牡馬を重ねるのがベター・・ってのはウイポでも現実でも同じだと思います。だから母系の優秀な種牡馬は戦績が微妙でも種牡馬入りするわけで。

そして、だからこそ、意味のわからん母系から出てきた最強馬も異系として持て囃される。(意味のわからんは言い過ぎですが)

そんな種牡馬を2代続けて配合されて誕生したのがユーバーレーベン。この配合が2歳のG1で足りるとは思っていませんでした・・・。

 

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