砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

2022年東京優駿回顧

書きたいことは、いっぱいあります。

けれど、兎にも角にも13年のダービーが全てで。あの日握りしめたペプチドアマゾンの複勝馬券が全てで。いつだってダービーになれば「俺はアポロソニックを買うんだ」と、心に決めて、ペプチドアマゾンは買わないぞ、ペプチドアマゾンを凌ぐ馬を買うんだ、と。

 

本命は皐月賞を終えた時点で決まっていました。一番良い経験をした馬だと。そしてダービーまでに血統を掘り続け、ドウデュースってのは基本骨子がソングオブウインドと同じであるということで、本命を打つのは決定事項。

イクイノックスには悩みましたが、ドウデュースが本命ならこれが対抗で一番間違いない、と。キタサンブラックもシャトーブランシュも既知の世界でビシッと結果を出すタイプです。東スポ2歳Sの延長線上に皐月賞を描けなかったのは問題としてあり、更にその延長線上にダービーを描いて、ということが出来ていなかった。

Buckpasserが天才の血筋で、全頭まとめて未知の世界に送り込まれたときに一番強いのがBuckpasserです。もちろん得意分野に分かれてしまいますが、サトノダイヤモンドだってアーモンドアイだって得意分野なら絶対負けません。

イクイノックスがその系譜だとは思えなかった、というのが悩んだポイントで、ともすると掲示板すら外すかもしれないと。ルメールってのは本当に優れた乗り手です。杞憂に終わりました。

 

アスクビクターモアは皐月賞で本命を打った馬でして、デシエルトの逃げなら適応するだろうという本命だったし、ここも同じように印を打てるかなと。いや、正味な話、自信をもって印を打てるのがこの馬しかいなかっただけです。

ダノンベルーガは後躯が左右のバランス云々という話でしたが、それでもスローでアスクビクターモアを交わすのが精一杯。ダービーでビシッと変わり身を見せて来ましたが・・・POGでコーステッドは散々勉強してますんでね。ダノンベルーガの血統表はさほど見てませんが、コーステッドの血統表は1週間くらい見てます。

コーステッドがカルティカに勝てるわけないだろ!という気持ちがありました。そして、あの3着争いです。

 

あの日と同じように、武豊が一気に抜けていった。あの日と同じように、私には3着争いしか見えなかった。アスクビクターモアとダノンベルーガしか見えなかった。

馬券が当たったのは嬉しいことです。それよりもずっと嬉しいことは、アポロソニックを買えたこと。これが私の10年です。胸を張れます。

 

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