砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

2022年有馬記念予想 その1

有馬記念は長いスパートから制するのが基本です。今となっては昔となりますが、その時の私はこんなことを書いていた気がします。

 

ノーザンテーストは3角で、Lyphardは4角で、Danzigは登坂で勝負を決める

 

ノーザンテーストというのはオルフェーヴルを筆頭にした系統。全兄のドリームジャーニーや同じステマ配合のゴールドシップを含めてもよいでしょう。それとダイワスカーレットですかね。

これはもう「溜められた脚が違う」という競走馬としてのポテンシャルで圧倒する内容でして、展開が向いたとかではない勝ち方をします。逆を言えば、ポテンシャルが優れていなければ勝てません。

 

Lyphardの系統はハーツクライが筆頭。その仔のリスグラシュー、孫のエフフォーリア、それとディープインパクト。

3角から4角までの動きだしが一つ、決して内回りに優れているわけではありませんが、厳しい流れから這い出るように抜け出してきます。外回りをズバッと切り裂く脚が、どれほどの根強さで構成されているかという証明ですねぇ。

 

Danzigの系統は・・・サトノダイヤモンドにゴールドアクター、ジェンティルドンナ、ともするとグラスワンダー。

4角のコーナーワークでアドバンテージをとり、登坂後にもう一度伸びて勝利をもぎ取る名勝負型です。位置取り、コーナー、登坂を機動力の一点突破。俊敏性としての機動力、動作の効率性としての機動力、パワーとしての機動力、これがDanzigという血統ですね。

 

この3つの血統に共通するのは短距離血統であること、そして怪物的なスタミナと結合を果たせることです。

Danzigに怪物的なスタミナ・・・?と懐疑的になりますかねぇ。それは東京や阪神外回り的な考えと言わざるを得ません。欧州的と言ってもいいでしょう。ジャパンカップの後なので脳みそが切り替わりづらいんですが、有馬記念においては北米のスタミナが一気に息を吹き返すのです。

 

次回は「欧州と北米、それぞれのスタミナ」的なネタとなります。

 

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