砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

2024年高松宮記念予想

また重~不良で馬場が想定される高松宮記念。これはもう「気性難の父」と「母父スタミナ」を狙っておけば大体あたるんですが、まぁ、難しい。(そりゃそう)

スタミナで重馬場得意っていうと母父ディープとかになりますが、当たり前に千差万別です。他の血統にも同様のことが言えますから、ワイドボックスとかでのトリガミ覚悟の戦法になるでしょうね。

 

ギャンブルとしての質を考えるなら一歩踏み込むべき。そうなると、まー、Fair Trial的な部分を緊張させずにふんわりと処理している点が一つありますか。

例えばファストフォースは父ロードカナロアが「4分の3Lady Juror・4分の1Storm Cat」で、ファストフォース自身は「4分の3Lady Juror・4分の1サクラバクシンオー」で、いわゆる一つの「Miesque≒Danehill4×3」ですね。

ナランフレグはLady Juror~Fair Trialを1本しか引きません。ダノンスマッシュはファストフォースと同じロードカナロア産駒で、母母Hollywood Wildcatが非Lady Juror。モズスーパーフレアは父父Gone Westと母父Belong to Meを経由してFair Trialを引くと。

これはチャンピオン級スプリンターにおいて常識的とも言える傾向です。例外なのはロードカナロアとかビッグアーサーですね。それにしたって上記のMiesque≒Danehillなどのスペシャルなニアリークロス含みで実現した配合なわけでして、それはファインニードルやセイウンコウセイにおけるMixed Marriage弄りも同じです。

なので母父ディープは積極的な要素となりえません。もう少し代が遠のくとスーパーな要素となると思いますけどね。それはディープとトニービンの関係に近いものと言えます。

 

ということで母父Nashwanや母父ディープ、母父New Approach・・・ん?ルガルをこんな簡単に消せていいのでしょうか。いや、しかし、ドゥラニューアプ嵐猫は普通に消せる配合・・・。

ドゥラメンテとDamascusで重賞勝ちですから全然余裕でG1に手が届いて不思議がないんですが、スプリンターとしてはどこまで評価できるんだか。そりゃドゥラメンテの全姉がそうなのですから、バロクサイド~エアグルーヴの仏血統を刺激しまくれば仏米スピードの1400m型が出るのも頷けますよ。けれど1200m型が出るのは今ひとつわからんですね。

安田記念なら本命ですが、高松宮記念と来ましたか。阪神ダート1800mで卸して距離短縮。5戦目に芝を走って勝負になったから芝専念。そのまま明け4歳の高松宮記念に間に合わせてきたと。

変な話ですが、Lyphardを引いたら一発で中距離にハマるでしょうね。そういうFair Trialを引いていないと言えばそう。AhonooraとSpecialだから前目での粘り腰が本領ってのは戦績通りで、表現も問題なし。勝ち味の薄さは少し気になりますが、後方から展開したスワンSは度外視だし、問題はない。ハマればOKでしょう。

高速馬場だと評価は下がってしまうけど、重馬場想定ならいくらでも繰り上がるってのは、確かにそう。しかし、私は大体それで高松宮記念予想を失敗してきたからなぁ・・・。

アタマはないにしても・・・ヒモですかい。ミッキーアイルでさえ4分の1サンデーで北米だったのに、4分の4Fair Trialで4分の3Special・4分の1トニービンのルガルを2着3着で買うんですかい。消したほうがよほど潔い。

 

それでしたらルガルを超える3頭以上の馬をチョイスすりゃいいわけですね。なるほどねぇ。

 

◎ロータスランド

◯ナムラクレア

△ウインマーベル

 

この相手関係なら7歳でも牝馬でもロータスランドの追い込みがギリギリの線であってよいかと。追い込み完成で間違いのない血統なので満を持してという臨戦。馬群が横に広がり、割って出るような形になればいくらでも伸びるでしょう。

ナムラクレアは内枠が。馬場がどのように荒れるかは分かりませんが、どのような形になっても競馬はしづらそう。ベストパフォを叩き出せばG1をいくつも勝てそうな配合ですが、平坦で力のいる馬場・・・嵐猫の傾向通りの馬でないかと。

ウインマーベルは痛恨の外枠も阪神1400m2連勝で臨む舞台ならばそれはそれでよし。焦らずじっくり回って行けば内の馬が辛くなっていくシステムなので、コパノリチャード状態に持ち込めそう。コパノリチャードする実力はあるので、同じ列でなぎ倒せないのはナムラクレアくらいかな。

 

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