砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

POG19-20指名漏れ馬 その1

月日の流れは速いもので(言い訳)、気がつけば二週間も経っていたのですねぇ・・・。

週末は旅行へ行ってきますので、「その2」は週明けになります。

 

ジェドゥラシャンス

母プレミアステップス

父ジャスタウェイ

生産社台ファーム

牝馬

メモ「4分の1非Nasrullahのジャスタウェイ。Lyphardの前のめりな気性を持っていそうだが、脚はStorm Cat。スプリントか。」

非Nasrullahの母母Primissimaは「4分の3Court Martial」を4本から構成していまして、Princequilloも濃厚。PrincequilloとCourt Martialの緩和として位置づけられているのがその母父Taufanです。

TaufanはHail to ReasonとMr. Busherを持ち、母母Stolen HourはBest in Showを輩出したことで有名。My Bupersと近い構成とも言えなくは。

Alzao×リファーズスペシャル(=ビューパーダンス)はジェンティルドンナやロジャーバローズと同じですが、本馬の母父FootstepsinthesandはStorm Cat直系にしてGiant's Causewayの直仔。Blushing Groom4×3で非Fair Trialですから、比較対象としてはあんまり。

緩和したのははいいことですが、ジャスタウェイの母シビルもまた非Fair Trialです。「4分の2非Fair Trial」となれば、表現がどちらに転ぶかがかなり怪しい。牡馬であれば「Blushing Groom×Nijinsky」と読む手もあります。牝馬であればStorm Cat的Blushing Groom的スプリンターでしょう。

 

ジュヌヴィエーブ

母プラスヴァンドーム

父ディープインパクト

生産社台ファーム

牝馬

メモ「Roberto≒Fairy Bridgeなディープ。その上でナスキロ柔い配合で粘り強く差しそうなKris S.牝馬。馬群も割れるはず。」

兄は仏2000ギニーを制したStyle Vendome。母系にPrincely Giftが紛れ込んだディープ牝馬にはプリモシーンやショウナンパンドラがあり、基本的には晩成傾向。Roberto×Sadler's Wellsのディープというとディーマジェスティがあります。

父母ともに5代アウトで、本馬はHail to Reason4×5。あんまり早いイメージはありません。配合は一番好きなのですが、本番は秋以降か古馬でしょう。

母父のDr FongはNearcticからしかHyperionを引かない配合ですので、ここの一本気な気性が強いかもしれません。切れ負けするタイプのナスキロではないかと。

「重厚レーヴディソール」って感じでしょうかね。実績通りの好配合な母親ですから、来年のキンカメ種はお世話になるかもしれません。

 

ファルコニア

母カンビーナ

父ディープインパクト

生産社台ファーム

性別オス

メモ「クラシック型のディープ産駒。サンデーミスプロバックパサで先行するシンプルタイプ。

近頃流行の「4分の3Northern Dancer継続配合」。方向性としてはミッキーアイルに近いでしょう。ただミッキーアイルがステラマドリッドでやったのに対して、こちらはWoodman。

ゼンノロブロイだとかに近いタイプで、競馬は決して自在的ではないにせよ、能力値で圧倒する先行タイプとして非常に優秀。マカヒキやロジャーバローズに近い成長曲線をたどることでしょう。

懸念材料はAlzao≒Glental。GlentalはA級の血では決してなく、親族にBarley Cornがある程度。ここをニアリーで結んでしまった場合、本格化過程に歪みが出てしまう可能性が。母カンビーナからしても輝かしい背景を持つ繁殖ではありません。

全兄トーセンカンビーナの歩んだ過程からしても疑問符がつきます。大きく見込むならばBarley Cornを父に求めたく。ネオユニ、モーリス、オルフェ、だとかですね。