砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

シルクロードステークス予想 好位ってどこになる?

「好位から流れ込めば勝ち負け」という京都競馬。


でもさ。その「好位」ってのがいっつもいっつも違うんだよ。

「こんなところありなんだ」と京都G1で何度唸らされたことか。

特に秋華賞エリ女メイショウマンボはなんであんなところからしっかり伸びてこられたんだ。

しかしマイルCSではそこそこ「好位」を見極められた。

トーセンラーの通ったルートはダノンヨーヨーの勝った時と似ている。

ダイワマッジョーレのコースはサダムパテックとおな・・・

同じように行けば勝ち負けだったのにぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

過去のデータに何かがあるのだ、とあれ以来ずっと追い続けている。

過去の展開、好走血統。そこら辺が大切だろう、と。

ということで追ってみましょう。過去のシルクロード、ステークス。

06年。

タマモホットプレイが勝った年。フジキセキ産駒が頑張った年。

スペキュレイション→龍陣→ワールワインドってかんじですかね。攻撃力高そう!

・・・

うーん。まさにタイトル通り。「好位ってどこさ。」状態。

「勝ち馬のいたところが好位だ!」と開き直るのも難しい有り様。

横一線に開いてそのまま伸びきった馬が勝った、なんてアホな競馬だ。

しかも外の馬が勝っているんだから面白い。入線までずっと伸びっぱなしなのも印象的。

となると完璧な決め手勝負。スギノエンデバーが喜びそうなパターンってこった。

するってぇと。勝ち馬のタマモホットプレイがどんな馬かってのを考えなきゃいかん。

馬場や展開による結果ではなく単純に馬の力による勝ちだ。血統よりも過去の成績を重視すべき。

・・・こいつ。予想以上に極端な馬だな。

年末年始に勝利は固められてるし京都ばっかり走るし。

冬馬で京都巧者。

戦績的に考えりゃ十二分に穴馬なんだよね。4番人気からだけど同条件を連続にこなしていることを評価されてるくさいし。

前前走のアンドロメダステークスを2着。で、前走の淀短距離の惨敗は重馬場が原因だから度外視、みたいな。

スワンステークスで重賞も勝ってたしね。

うーん。小一時間考えても面白い話もない。

血統的に捉えてみよう。

フジキセキはミルリーフ系の母とサンデーサイレンスとの間に産まれた。

そのフジキセキを父にして、母父にはノーザンテーストが組まれている。

母そのものを考えると・・・ほとんどステイゴールドの母、ゴールデンサッシュと同血である。

ノーザンテーストとディクタスの位置が逆なだけである。

種牡馬ステイゴールドを産んだ牝系であるだけにホットプレイそのものも繁殖に置いては名牝。

今年ではタマモベストプレイが大活躍であるしね。

とまぁ、タマモ~プレイを産出し続ける母。フジキセキとの相性は抜群。

フジキセキに少しダートを思わせるに留まる・・・母の血統的には芝馬ですよね。

フジキセキそのものは好走血統と言えるかもしれない。

それだけに・・・あんまりね。重々しい感じは必要ないのかもしれないね。

今年の函館開催後半を好走したりした奴はちょいと判断に困るかも。

まずい06年だけで力尽きそうだ。

07年。

勝ち馬のエムオーウィナーが完勝、という結果。

2着に前年の勝ち馬タマモホットプレイが来ているのだから傾向として似ているはずだ。

前の馬3頭がやや抜けた形。その中でも外にいた馬がエムオーウィナーだ。

それ以降は06年に似た形。つまり横一線ですね。

エムオーウィナーが3頭の中から抜けだした。かなり早い段階。

で、後方からの差し勢が覆うように進出してきて・・・入線。タマモホットプレイがギリギリ抜けだして2着。

結果として・・・エムオーウィナーが一番強い競馬をした。

でもさぁ。こいつってコレ以降はさっぱり走ってないんだよね。一世一代の大駆けってやつになった。

サーゲイロードのクロス、ってのはちょいと気になるよね。

サムシングロイヤルのだろ?プリンスローズ系だから京都向きになるかもねぇ。分からんがっ!

父親のニホンピロウイナーは・・・重賞勝利が中京に偏るねぇ。

面白いのはヤマニンゼファー安田記念を2連覇していることだ。

今年の例を思うと・・・ロードカナロアに・・・ショウナンマイティだろ?

ロードカナロアは一昨年のシルクロードステークスを勝ってるわけで。

ショウナンマイティは再来週開催予定の京都記念を勝っているわけだよ。

なんかさぁ。安田記念とこの時期の京都って・・・合うんじゃないのかね?

つまり・・・ヴィクトリアマイルを好走した馬なんてのがいたら・・・割りといいかもよ?

悪くはない、というレベルだけども。そしてそんな今回はそんな馬いないけども。

5月下旬~6月上旬の東京で好走した馬にはちょいと気をつけていいかもねっ!(脚質面で一考の余地があるけど)

更にこのエムオーウィナーを引っ張ると・・・

こいつ、オーシャンステークスを2着してるんだよね。中山競馬で二着。

芝の具合も大体同じようであるし・・・まぁさほど問題のある結果ではないのではないか、と。

で、次。この年2007年は稍重なのであまり考えたくはありません。気分的な問題です。

しかし「逆に考えるとこの年の勝ち馬は正統派の好走血統に非ず」ということになる。

一応チェックしましょう。

勝ち馬はファイングレインフジキセキ産駒で淀短距離→シルクロード高松宮と3連勝している。

「やや重めの京都芝と中京のタフ芝は関連性がある」ということになるかもしれません。

この年にはペールギュントが出走していますね。

この馬を見つけるたびにモンキーターンを思い出します。

主人公波多野が二股をかけていた(かけ始めた)ころにペールギュントの物語を聞くわけさ。

蒲生の渋さが好きなのであのエピソードは好きなんです。俺。

そして痴情のもつれとか、そういうエグい話好きなんです。欲望に溺れて苦悩する人物とか見るのが好き。

理性あっての人間、人間ならば理性を持て、みたいな考えがやっぱりあって。

俺自身、だいぶ感情的な部分が多々あるから自戒の意味が多くあるのね。

「突然二人の女性に迫られたら興奮するよなぁ」と思いつつも「いやいや、そんなことは」と思うまでが俺という人間。

余談。

お、最近めっきり見なくなった森秀行厩舎の馬が3着か。(めっきりもなにも競馬を始めてから見たことがない)

激安で売ってた競馬理論的な本を買ったらそれが森秀行のヤツでね。

色々と「へー」と思わされたけど今はさっぱり馬が走らない、という悲しい話。

馬名はステキシンスケクン。アホな名前ですな。嫌いじゃない。

しかし血統は一流の一流。超一流。

父にダンジグ。母父にミスプロ、母母父にリファール。アホかっ!

母をたどればハイペリオンハイハット、奥にはグレイソヴリンまで。良血すぎる。

なんというか・・・夢のある配合ですな。

ダンジグ経由でハイペリオンのクロスが出来るとか初めて見たよ。

ノーザンダンサーのネイティブダンサークロスとかも初めて見たよ。

ハハハ。

ノーザンダンサー2*4で31.25%。濃厚過ぎるぜ。

ネイティブダンサー4*4で12.50%。

名血なのに名前はステキシンスケクン。やべぇ。

ダンジグが影響してこの距離なんでしょうかね?

ノーダンクロス濃いしもっと長くてもいいだろう、と思うが・・・。スプリント~マイルですね。

京成杯AHアーリントンカップを勝っている。マイル寄りなんでしょうね。

この際に問題となるのは・・・快速の京成杯AHと好相性であること。

今までの傾向として「冬馬でありつつも京都芝が好き」という面があった。

オーシャンステークス2着のエムオーウイナーの例もあるから・・・

一定時期の中山ともリンクする部分があるのかなぁ?

今現在の競馬事情を思えばありえない話だけどね。

圧倒的に強い馬でさえ舞台と距離を選ぶくらいだ。

ジェンティルドンナの東京京都主義とかね。ジャパンカップならオルフェと張り合えるわけだから。

ゴールドシップもね。もう中山の阪神だけ走っていればいいと思うよ!

グランプリだけ狙ってりゃいいんだよっ!

余談・・・。

ダメだ疲れているんだ。余談ばかりになってしまう。

土曜日の結果を元に考えなおすかなぁ。

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