砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

新潟は外伸びか セントライト記念予想

馬場は外伸びのようだが・・・。
4角からは馬群が広がるから外が伸びるのでしょう。 落ち着いて差しに回る馬も多くて縦長展開にもなる。 実際に差しが届く。 ところがそう構えてしまうと内の先行馬が残ってしまうこともあるわけですよ。 極端に外が伸びるわけじゃない。少なくとも土曜はね・・・。 未勝利戦では果敢な逃げで棚ぼたを狙おうという騎手も多い。 ヨシトミ先生が1番人気のレッドルモンドで大逃げ打って勝利していたりするしね。 1Rの未勝利、芝1200mじゃ木幡って奴が8番人気で押し切ってもいる。1年目の斤量優遇は逃げには効くなぁ。 血統面では・・・総じてパワーが豊富な馬が勝ち負けしてますよねぇ。 北米のパワーが無双してますよ。スウェプトオーヴァーボード強い・・・。 良い脚色で差す馬は大抵ミスプロ的ですよねぇ。 土曜4Rの芝内回り2000m未勝利戦で35.6秒以上の上がりを使ったのは6頭。 35.3秒のカラエはキンカメ×ダンス。ラブリーデイと同じですね。母母はウインドインハーヘア。 母がノーザンダンサーのクロスを持つキンカメ産駒は微妙なんですが・・・。 多分欧米っぽいパワーに秀ですぎてスピードが足りなくなるのだろうか。ここでは悪くなかった。 18番人気で4着まで来たのだから・・・いいんじゃないかね。 35.5秒がアブレイザル。タニギム×アグタキで母母父がファピアノ×ニジンスキー。9番人気8着。順当。 後方3番手から追い込んでとことん長い脚で追い込んできたが最後の最後は伸びに欠いた。 ロスなく馬場の真ん中内を突いたがね・・・。 35.6秒は3頭。1頭目が1番人気2着のレッドウォーリア。中団から外へ出して差してきた。 全兄にルルーシュがいるゼンノロブロイの優秀血族。 兄貴も上がりのかかる小回りや渋ったスローの東京なんかを得意としている。 2頭目ミスアシング。キンカメ×サンデー×サドラーズウェルズ。13番人気6着。 キンカメサンデーは定番すぎる定番ですが母母父にサドウェルさんが・・・。いけません。 ヌレイエフとニアリーの関係でズブさを一層際立たせます。サンデーのお陰で芝を走ってるようなもんじゃないか。 上がりのかかる馬場で台頭するのはカラエと同じ理屈で普段なら買えないキンカメですな。 3頭目ゴールドクラウス。4番人気10着。不振。 シンボリクリスエス×ノーザンテースト。有りそうであまりない配合だし当たりもない。 だけど平坦コースで上がらせてみるとなかなか見るものがあって、ここでの人気も納得。 前走は1800mの新潟外回りでベストと思われたがさらなるベストがバトルジェジェジェ。 母がジェイドロバリーの底力を補完するヌレイエフとのニックスを持ち、父はステイゴールドスペシャルのクロスでノーザンテーストを揺れ動かしているのか馬体は小さめだ。 これを比較にしてみればゴールドクラウスにはパワーが不足している様子で、今回も敗因は同じだろう。 ゴールドクラウスは能力で差した一戦とも言えるし、位置取りの問題とも。 残りの4頭は全てミスプロを持っていますね。 また・・・ 1着のファイネストアワーチチカステナンゴ産駒。3番人気で35秒9。 3着のマイソウルメイトがハイアーゲーム産駒。12番人気で36秒1。 5着のハートオブジュンがハーツクライ産駒。7番人気で36秒9。 7着のピーキーゼンノロブロイ産駒。2番人気で35秒9。 9着のユーカリノカゼ。これが11番人気で37秒2。ブラックタイド産駒。
1着グレイソヴリン血統持ち、NDクロス持ち外差し
2着ゼンノロブロイ、グレイソヴリン血統持ち外差し
3着ミスプロ持ち、NBクロス持ち、A.P持ち外差し
4着キンカメ×ダンス、NBクロス持ち最内差し
5着トニービン持ち、NBクロス持ち、テスコボーイ持ち内先行抜け出し
6着キンカメ、ヌレサドニアリーNBクロス、ボル持ち外差し
7着ゼンノロブロイ×エルコン、テスコボーイ持ち、SS持ち中央差し
8着グレイソヴリン持ち、ミスプロ持ち、ボル持ち内追い込み
9着ミスプロ持ち、NBクロス持ち、逃げ
というような感じですか。 SSはシアトルスルーで、10着や11着も持っている血統ですから必須とも思えず。 ミスプロも大抵は持ってますからねぇ。グレイソヴリンも12着と殿が所有。 ヌレイエフ≒サドウェルのクロスも13着が持っているわけですよ。 こっちはゴールドアリュール産駒でちょいと芝向きにならなかったこともありますが。 未勝利戦だから血統の上に「出来不出来」の壁がドドンとあるわけでそれを見極めるには経験が足りないですよ。 ただ傾向的には不必要なほどのパワーが好結果を残すことがある、ということですよねぇ。 馬場のかかる中山を好走した馬とか、シンプルにキンカメサンデーとかね。 枠の不利有利は戦法で覆せるようなので深く考えなくてもいいかもしれません。 皐月賞好走組は狙えますな。イスラボニータは赤帽子。鉄板でしょうか。 ハハハ。ここまで人気すると消す材料が欲しいのだけど・・・これは無理だねぇ。 ワールドインパクトゥザワールドは外に入ったこともあって悩みの種。 ココらへんが強硬な姿勢を持って前付けへ動くなら黄色や緑の帽子の差し馬が美味しくなります。 ステファノスだとかね。 サトノフェラーリはディープらしいディープで、パワーの裏付けがちょいと足りないかもしれません。 対して、パワーに溢れすぎるダイワリベラルの内先行が驚異的。 内の二頭、ラングレーとエアアンセムは後方に行きそうだし、気兼ねなく内へ進められる。 エアアンセムはボリクリサンデーでホープフルSを勝っていますし、ここで狙いたいところですが・・・。 明日のメインともなると内枠からの差し追い込みは手段が少なくなりすぎるかもしれないなぁ。 4角の内2200mでは先行策に訴えるしかないけどテン乗りの丸山にそこからの好騎乗は期待できず。 ラングレーはディープ×嵐猫の絵面では緩慢ディープ。奥にミスプロとヌレイエフがあり、 ラキシスサトノアラジン)のディープ×嵐猫×ファピアノ×ニジンスキーとそっくりだ。 良く言えば晩成型で、非力を補う大外一気も内回り内枠ではやりようがない。 やはり馬券の趨勢を占うはキンカメ×サンデー系で、 クラリティシチー、トゥザワールド、デルカイザー、タガノグランパ、の外枠四天王。 上で見た未勝利戦ではキンカメ産駒はなかなか差し脚を伸ばしていた。 外枠であるから大いに期待をしたいよねぇ。 [fin]