砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

ダービー卿CTを考える

変な馬が快走する変なマイル戦。

これはアタマから穴が期待できそうな愉快なレース。


そういう先入観が敵なのが競馬というものです。

それでもそれでも楽しみだぁ。穴が開くのが。

去年はトウケイヘイローが勝ってますね。分かりやすいレース。

その前はガルボ、その前がブリッツェン、その前がショウワモダン、その前がタケミカヅチ

サイレントプライドピカレスクコートグレイトジャーニーダイワメジャー

親父を並べてみましょうか

ゴールドヘイロー

マンハッタンカフェ 例外

スペシャルウィーク 例外

エアジハード    例外

ゴールドアリュール

フレンチデピュティ

ジェイドロバリー

サンデーサイレンス

サンデーサイレンス

サンデーの血は結構絡まないことも少なくはないかな?

エアジハードショウワモダンジェイドロバリーピカレスクコート

あまりサンデーサンデーしてる馬が多いわけでもないですし。

目に見えて光るのはミスプロ血統とノーダン血統の兼ね合いですよねぇ。

ゴールドヘイローは母父にシーキングゴールド、母母父にノーザンダンサー

あ、今ね。上のオヤジ達に「例外」って打ってるんだけど。

例外が多すぎてちょっと話が違ったかなぁ、なんて。

カーリアンの血が微妙に目立つわけですよね。

一方でショウワモダンハイペリオンナスルーラの塊なんですよね。

ガルボはマンカフェの不思議配合真っ只中なんですよね。

タケミカヅチゴールドアリュールが芝を走る典型配合なんですよ。

ブリッツェンの親父のスペは牡馬に出たら一気にパワーパワーでスピードが足りない馬だし。

サイレントプライドフレンチデピュティ×サンデー。

んー???

統一性があるようなないような。

カーリアンというよりも・・・ニジンスキーニジンスキーですか?

ガルボ、ブリッツェン、タケミカヅチサイレントプライドピカレスクコート

これらがニジンスキー持ち。

持ってないのがトウケイヘイローショウワモダングレイトジャーニーダイワメジャー

根本的に世代格差があるのでグレイトジャーニー以前は放置するとして。

トウケイヘイローショウワモダン。共通点があるとしたら・・・ナスルーラ

そんでノーザンテースト

何がどうしてこうなっているのかねぇ。

ま、血統云々はさておき。

総じて渋い馬場が大好きなお馬さんがそろっている。

ブリッツェンの年は阪神だから除外する。スペが走るってよほどな馬場だったんだな。阪神

で、昨年はダイワマッジョーレが2着しているんです。

これってつまりは良馬場も良馬場?今年とはちょいと違うのではないかなぁ。

日経賞じゃマベサン×ダンシングブレーヴホッコーブレーヴが走ったのだ。

距離云々の話があるから一概にはいえないがマッジョーレさんが走る馬場ではなさそう。

と言ってもマッジョーレさんはダイワメジャー産駒。ノーザンテーストは悪くない。

ダイワメジャーの可能性は無限大。マイル戦線では世に憚ることのない超一流種牡馬

・・・マッジョーレさんはあんまりね。うん。傾向としてはふさわしくはないかな。

強い馬だから。G1級の馬ですから。

さて。今回の出走馬を考えてみるか。

推定1番人気はコディーノ

・・・コディーノ

訂正。これは穴が期待できそうにない。

57kg程度じゃ取りこぼしは期待できねぇ!相手は!相手は誰だ!

推定2番人気はレッドアリオン

ははぁ。時期的には悪くないな。格こそ落ちるが。

3番人気がマウントシャスタ。ベルキャニオンの全兄な。

復調したし元々はG1級。ここは逆らえないか?だがディープだ・・・。

それにしてもクロウキャニオン×ディープ。ハズレのなさは凄まじいぜ。

今のところ全頭が重賞を勝ち負けしているし。

流石にこの時期の中山は怪しいのかなぁ。とも思うがこの配合ばかりは例外でしょう。

ダート重賞を勝つディープを輩出するクロウキャニオンの仔よ。中山もこなしかねない。

だが。だが。適性はベストじゃねぇな。渋った東京ならともかく渋った中山は・・・。

ディープのスピードで全て跳ね返す、ってのは難しいだろう。

4番がトリップ。なんかいきなり出てきたなぁ。

母母がフェアリードール。名牝系ですな。

トゥザヴィクトリーを輩出している。そこからトゥザグローリー、その全弟トゥザワールド

またベネンシアドールを輩出している。これはデニムアンドルビーの母ですね。

サイレントディールもそうですな。G1級の男馬。

今回のトリップは他の名馬たちととほぼ同じようにサンデーつけられて、その母から産まれたわけですね。

親父はクロフネクロフネ・・・うん。

全くの同配合にバトードールがあります。

将来を渇望されたダートホースでしたが今では条件戦を放浪していますね。

早熟っぽいのはトリップも同様。

しかしこっちは芝をメインに走り、前走ではレッドアリオンに勝った。

クロフネ×サンデーという観点ではホエールキャプチャがあるわけですよね。

今の時期は爆走して然るべき、という思いもあります。

牝系を思えばキンカメあたりで勝負して欲しい気もします。相性は悪く無いだろうが・・・。

悪く無いだろうけど名牝系とて母はイマイチ成績が振るわないからね。トリップが頑張ればチャンスはあるかも。

5番人気がダイワファルコン。劣勢のジャンポケ産駒。

母親がダイワルージュで母母がスカーレットブーケ。母父にサンデーサイレンス

つまりはつまり、ダイワメジャーダイワスカーレットの全姉がダイワルージュですね。

福島記念の勝利で未だ衰えず、とアピールこそしたが・・・したが?

相手関係に素直な馬なので勝てないレベルというのが確かにあるんですね。

コディーノとは格付けが終わっているのでコディーノ次第、ということになります。馬券的には。

ちょいと面白そう。っってのがインパルスヒーロー

クロフネ×サンデー×ノーザンテースト、と基本に忠実な血統。

母母はダイナクラシック。母母母がクリアアンバー。

はい。これまた名牝系であります。

クリアアンバーの輩出した名馬、というとやはりアンバーシャダイグレード制導入以前の大名馬。

そしてクリアアンバーからサクラハゴロモ、サクラハゴロモからはサクラバクシンオーが出ます。

これらの名馬、名牝はノーザンテースト産駒でして、ダイナクラシックも同様。つまり同血。

ダイナクラシックが輩出した名馬がイブキマイカグラ、と。

そういう名牝系ですから当然サンデーサイレンスがつけられる。

そうして産まれたのがクラシカルテースト。それにクロフネがつけられてインパルスヒーロー、と。

ただ、悲しいことにこのサンデーがつけられた牝系はさっぱり走らない。

サクラバクシンオーのことを思えば非サンデー系が良かったのかもしれませんな。

インパルスヒーローはそういった中で頑張ってくれているのですが・・・。

ちょいと底が見えてしまったのかな、と。

ただ、クロフネ産駒ですから馬場が渋る今時期が本番かもしれない。

クロフネ×サンデーは牡馬だとスペ的にパワーに向いてしまって芝だと買い時が限られますね。

ダート変わりが買い時、とここは控えるべきか。あるいはこの馬場で走ってみせるか。

興味深い一戦となります。

血統的に良さそう、とかんがえると。気になるのは。

カオスモス

シーキングゴールド、カーリアンサンデーサイレンス

必要な材料は備えている。

問題はスピードが足りないこと。大問題だぁ!

不調なウチパク騎乗だし・・・あまり。

コディーノはマイルでのスピードはイマイチ足りないんじゃないかな、

とか考えてたけどこのメンツなら余裕だわ。

負けるわけがねぇ。素直にコディーノ1着予想。

まだ時間はあるしゆっくりと細かいのを詰めていこう。

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