最も好きな
チャゲアスのイントロは? と聞かれたこともありませんが答えてみましょう。
「もうすぐだ」。これに尽きる。
こっちがCD音源verで、上の上、冒頭に挙げた動画はnot at allのライブ映像となる(らしい)。
not at allも中古待ちでのんびりと機会を探っていたライブ映像の一つでありまして。
私が
ASKAを恨むなら、まさに「私怨」と呼ぶものを抱くとするならそこであります。
「中古市場を荒らしやがって!」「しかも公式販売まで終わっちまいやがった!」
「中古の値段は上がる一方!プレミア価格で買うほど惚れ込んじゃいねぇぞ!」
イントロと言えば「モーニングムーン」も不動の地位に。
チャゲアスの地位を不動のものにした名曲であります。
ひとり咲きや万里の川だとかで一線級の地盤を備え、
モーニングムーンでその地盤を完璧とした。
そしてその後の余計すぎる大ヒットにつながるわけで。
90年代ってのは狂った時代ですよねぇ。そのくせ「
失われた十年」ですよ。
今じゃ「二十年」になっているんだったかな?失われているのに狂っている。おかしな話。
好景気のバブルに狂うなら理解できるけど経済の停滞があった中でどうして。
ドラマの影響ってのが非常に強かった時代なのだろうか。
そう考えてドラマの視聴率の傾向を調べようとしていたら「札幌戦争」とかいう不思議な項を発見。
「
どさんこワイド」などの夕方ワイド番組で熾烈な争いが続いているらしい。
で、調べてみたが・・・別に90年代が特別ヒットドラマを算出しているわけではない様子。
半沢直樹がやはり強かったり、キムタクの「
ビューティフルライフ」がランクインしていたりなど。
ちなみに両方共見たことはない。なぜ「
ビューティフルライフ」を例に出したかというと。
西川貴教が出演しているからだ。
なお、主題歌はB'zの「
今夜月の見える丘に」。
とりあえず並べてみよう。90年代のヒットドラマ。
などなど。
なんだかんだで2000年代のヒットも多かったりするし、
ドラマの最盛期というのはそのぐらいまで続いているのでしょうか。
特にフジテレビのドラマはその頃がピークと言えて、近年のヒット作は全く。
近年に限れば「
半沢直樹」(TBS)が強いし、「
家政婦のミタ」(
日本テレビ)もある。
まだ2014年であと5年とちょっと残っているわけだから余地はあるのだけど今少し物足りない結果か。
凋落自体は2000年後半から既に始まっていて、ランクインした作品の数はすくない。
「ごくせん2」「
花より男子2(リターンズ)」「
西遊記」
「CHANGE」「
華麗なる一族」など。
こうしてみてみるとキムタクの強さは異常である。ドラマ界の
ディープインパクトだなっ!
(年代的には
サンデーサイレンスと言うべきか)
ともあれヒットドラマにヒットソングあり、という結果になりました。
90年代を彩る名曲が揃いましたね。
面白いのはサザンがいながらも
ミスチルがいないことだろうか。
タイアップ数はかなりのもんなのだが・・・。
注目すべきは「めぐり逢い」で二作目のヒットドラマ&ヒットソングを達成した。
・・・ヒットソング?(SAY YES、YAH YAH YAH、に次ぐセールス)
ヒットソングなのか。
曲調は現在の
チャゲアスに近い。この曲を皮切りにセールスは低調に向かう。
しかし俺にとっての
チャゲアスはこういったもので、「Code Name」の1と2が至高のアルバムと信じて疑わない。
冒頭の「もうすぐだ」も「Code Name.2 SISTER MOON」の1トラック。
この路線が成功を収めた、ということもない。
「めぐり逢い」のヒットはドラマに押された結果と言え、テレビドラマの強烈な効果を思わせる。
別にドラマのタイアップが害悪だとか思うわけではなくて、いや思う面も。
どのアーティストも平等に評価される機会があれば良い、という理想論がどうしても頭をよぎる。
ただそれは競馬新聞のない競馬にも思えて面白みはないだろう、と思いなおす。
平等は決して素晴らしいことではなく、アーティストとして生きる人達には全く必要のない要素なのではないか。
閃きとは感情がいずれかの方向に極まらなければ現れないものであるし、
浅田次郎先生も締め切りに追われていたほうが結果として良い物が書ける、と仰られている。
ASKAの実生活など全く知らないが、大ヒットの末にある「群れ」などの葛藤。
そういったものが彼を刺激していたと言えるでしょう。
今の素晴らしい逆境もいつかの糧になればよい。
あとは糧を活かす舞台があるのかどうかってことです。
机の中から
ドラえもんが出てきて欲しい、と今ほど切に願うことはなかったでしょう。
ひみつ道具で
ASKAをいびり倒し、
ひみつ道具でカムバックを支援する。
そうしたら素晴らしい音楽を見られるはずなのだ。
今回の事件が
予後不良に至らなければ良い、と心から思う。
[fin]