アルゼンチン共和国杯って日本一格好いいレース名だと思う。いや・・・嘘かなぁ。
「チャゲアスで一番格好いい曲はSomething Thereだ」というくらいの嘘具合。「君、それは一時の迷いだよ」と諭されて「ハッ」とさせられるくらいの。
AR共は基本的に中山巧者が形作り、中山巧者が勝つレース。
14年 デスペラード(ステイヤーズ連覇)逃げ フェイムゲーム(京成杯)勝ち
13年 コスモラピュタ(中山条件3勝)逃げ アスカクリチャン(オールカマー5着)勝ち
12年 ミッキーペトラ(弥生賞2着)逃げ ルルーシュ(オールカマー4着)勝ち
11年 ドリームセーリング(後に美浦S勝ち、中山大障害6着)逃げ トレイルブレイザー(九十九里特別)勝ち
10年 ドリームフライト(・・・) 逃げ トーセンジョーダン(ホープフル、後にAJCCなど)勝ち
11年と10年は無理があるが・・・とりあえず昨年はそんな感じだよね。クリールカイザーとか。
とりあえず中山2200mで脚を最後まで伸ばし続けた馬を狙うべきレースというのが昨年に考えた法則で、今年はもう一つ函館適性も付け加えたい。まぁ相手関係もあるがね。ルルーシュなんてのは函館じゃ疲れ果ててしまうタイプだがAR共を勝った時はズバッと突き抜けてからなんとか踏ん張った。しかし13年ではアスカクリチャンらにサーッと交わされている。
踏ん張りの効く馬を狙った方が収支は良さそうなのは間違いない。だからダービーフィズなんてのがいれば狙いたかったよねぇ。ゴールドヘイローつながりでトウケイヘイローとプロモントーリオってのもありだ。
ラブイズブーシェ(有馬記念4着函館記念勝ち)ってのを狙うのは間違いじゃなさそうだわなぁ。同条件の目黒記念2着馬であるしね。
だから基本的に関西圏しか走らない馬ってのは狙いづらい。阪神内回りをえんやこーらとノソノソ走っている様なタイプでもなけりゃなぁ。
マイネルフロスト(コスモス賞勝ち、AJCCと中山記念を4着)って手もあるんだが・・・。この馬はバテなさというより小回り適性で踏破しているので狙いが立ちづらいかな?ダービー3着や毎日杯勝ちは見過ごせない気もするんだが・・・。うーん。
ブラックタイド×グラスワンダーだからスタミナの裏付けはあるっちゃあるんだがね。バテないっていうよりパワーが優っているんだわ。前走のオールカマーでもうちょっと脚を使ってくれれば勝算は立つんだけれども・・・いやこれも海外遠征帰りだからねぇ。悩ましいな!楽しい!
もう一頭悩ましいのがスズカデヴィアスかねぇ。キンカメを狙うならもうちっと外回りっぽい靭やかさが欲しいところで、ドゥラメンテやルーラーシップをキンカメの例外として挙げたのはトニービン的な柔らかさがあるからなのだわ。外回りのロングスパートって柔らかすぎるくらいがいいから・・・。キンカメからそれを出すにはトニービンしかない。
そんなこと言ったらハーツクライのレコンダイトがいるわけだよねぇ。フレンチ切れのダラッとした感じはハーツクライ産駒でも有数のもの。これはトニービン×Mill ReefとSicambreの影響が強いだろう。ズバッとは切れないがじっくりとストライドを伸ばさせると実にじっくりと伸び続ける。
動きが緩慢というわけではないんだけれどもナスペリオンを三本も引くだけに最後の一伸びを使うことが難しい。トップスピードに乗せてからの先がある馬だからね・・・。東京2500mなら脚を余すことはないだろうし狙い所だわな。実績通り。
同じようにナスペリオンな馬であるフラガラッハもいるけれども、これは親父が親父なものだから自身は千八ベストだろう。ノリや高倉がどんなに綺麗に脚を使いきっても鳴尾記念で一杯一杯。それより距離が長くなると・・・日経賞やAJCC、オールカマーの通りに掲示板ソコソコか。
あんまり中山で活躍した馬がいないものねぇ。函館2000m勝ちのゴールドアクターやラブイズブーシェ、スーパームーンほどに狙いの立つ馬はいないな。ヴァーゲンザイルがハマったら面白いかもしれないが善走止まりか。
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