砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

サトノダイヤモンド

2億4千万の馬だけあって流石の出来上がりで、Pocahontasクロスらしく少し肩の立った姿だが「4分の3Halo、4分の1Sir Ivor」の際立つスマートな走り。ディープで内回り馬を作って一体どこでG1を勝とうというのか・・・と思いつつもジェンティルドンナとかヴィルシーナとかリアルスティール(予定)とか好例はあるわなぁ。

配合的にはジェンティルドンナに似ているがBusanda×Ballade+HaloクロスのダイヤモンドとCourtly Dee×My Bupers+Lyphardクロスのジェンティでは・・・ディープ配合論においては少し劣るんじゃねぇかなぁと。

ただ似た血統要素(DanzigやAlyder)を抱えてはいてもコンセプトがまるで違うからねぇ・・・。ダイヤモンドの配合ってのはHalo≒Northern Dancerを突き詰めたもので、母母父のサザンヘイローを増幅させた様な配合形。これをディープで日本芝に適応させる様にほっそりとさせた姿だ。

サンデー×NDを更に凝縮しているわけで、ウインドインハーヘアを相手としていない。これって父親がディープである意味がないと思うんだよねぇ・・・。ジェンティ=ドナウの様にディープを相手に研ぎすませた配合ではないんだわ。

だから母父にサンデーが入った種牡馬とかを相手にしたほうが旨味がありそう。縁の下へ引き下がったサンデーを増幅したほうが面白いんじゃないかな。でもそうなると異系の問題が出るのか・・・。

でもまぁ・・・ディープでも配合自体は決まってる。買ってきた名牝にディープをつけない意味なんてないな。しかもきっちりと商売になってるしね。若駒に2億4千万の値がつくんだからなぁ。

ペルーサ秋天を勝ってさっさと引退してりゃよかったのにな!字面だけ見れば4分の3亜の4分の1米だぜ!

[追記]

いや・・・これは不思議なことに・・・サンデー×NDなのにサンデー×非NDの姿に似ている。

飛節や脚の形はともかくとして肉のつき方が非NDのサンデーに似ているというのは面白いことだねぇ。これってつまりサンデーサイレンスの伝える肉のつき方ってのがHalo由来なんだねぇ。それにプラスαで何を伝えたのか・・・ってのがサンデーサイレンス最大の謎だ。

一番似ているのはマンハッタンカフェ・・・。だけど関節回りの筋肉量、飛節なんかは違うかなぁ。筋肉量はまだ若いから当然だが飛節はねぇ・・・。少なからずBull Leaの影響があるらしく、ネオユニと同じ程度には曲飛である。

あとはもう少し走りを見てからかな。

[fin]