砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

福永祐一論

牝馬の男というのはやっぱり切れ馬に乗せると上手いもんで、あの独特の扱いには脱帽の一言。

福永の目指す騎乗というのはかなり欧州的であり、アメリカ留学で男馬を動かせる様になったことは収穫であろうが本質はやっぱりヨーロッパだろう。折り合いつけてきっちりと脚を使わせる人だもの。

今年の福永は本格化したと見ていいくらいに上手い騎乗を連発した。故障しなければリーディングは取れただろうし、来年を見据えて有力馬の一頭や二頭を確保できたに違いない。嫌な意味での「無冠の帝王」に君臨したはずだし、来年にはその汚名も晴らせたはずだが・・・。

リアルスティール福永祐一が主戦を務めた馬の中でも唯一の例外と言える馬で、馬の人気に支えられて走っていたこの騎手がとうとう自身の手によって過剰人気させた集大成とも言うべき相棒である。いずれ岩田や武豊と並んで内枠に入ったら「福永だから」と買われる様になるし、武豊の衰えとともにピークが来て入れ替わりに伸びてくることも考えられる。だからここでの故障は痛いなぁ・・・。

でもnetkeibaのコラムに書かれている様に今回の故障・・・いい加減馬扱いはやめようか、故障もとい落馬事故の怪我によってクリーンな騎乗を心がけるようになればいい。そして藤田伸二みたいに口うるさくなるべきだわ。父親のことや今回の落馬を考えれば若手にそういった指導をやらなきゃならない義務があるだろう。手始めに菱田裕二を更生するんだ。三浦皇成みたいな大規模な事件を起こしてからじゃ遅いんだわ。

「菱田がいるならそのレースは乗りません。」と騎手全体でブッチされてもおかしくないレベルで危険な騎乗してるだろう。トップジョッキーのほとんどに喧嘩売ってるんじゃないか?この調子なら来年の秋くらいに騎手の一人や二人殺していそうだぜ。

復帰してしばらくはそういうのを引き寄せてしまうから福永は注意したほうがいいな。2代続けて・・・というのは駄目だから。新聞の一面を飾る様なセンセーショナルな事件いらないから。福永と菱田がいなくなった競馬界とか楽しくないし。出来ればお互いに危ないことなくクリーンな騎手として競馬を楽しませて欲しいもんだ。

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