ブライアンズタイム×Mr. Prospector×Nureyev×Riverman×Hail to Reasonという配合形。牝祖Margarethenからの別の枝にはDoff the Derbyがあって、これがジェネラス(英ダービー)、オースミタイクーン(マイラーズC)、マチカネベニザクラ(マチカネオーラの母)、シンコウエルメス(エルノヴァの母)らの母。
フリオーソの所属するはTrillion(エクリプス賞受賞)の枝であり、これがTrevilla(子孫にトレヴ)やトリプティク(鉄の女)を産んだ最強ライン。
http://www.jbis.or.jp/horse/0000807282/pedigree/
この名血っぷりに加えて母ファーザがKingmambo(ミスプロとヌレイエフが共通)、ジェイドロバリー(ミスプロとNDとSpecialが共通)、ヘクタープロテクター(ミスプロとRivermanとNDが共通)らとニアリークロスを発生させる鬼の血統。もちろんスプリングマンボともオッケーだ。
とりあえずキンカメサンデー繁殖につけて悪いことはない、って寸法かと。
ではウイポではどうなのか。これはMr. Prospectorが非常に有用である。
Mr. ProspectorとDanzigはスピード因子×2であるのでクロスの対象となることが多い。しかし父父、父母、母父、母母に同系統の血を含んでしまうと繁殖としての価値が激減してしまうことから、クロスを目的とするこれらの血は奥に紛れ込ませたい。具体的には母父の母父とか、父父の母父あたりに・・・。
ミスプロ直系の父とミスプロ直系の母を組み合わせる・・・というのは非常にお手軽である。だが父母ともにミスプロ系となると次世代につなげる方法が乏しくなる。現実世界における「緊張の繁殖」となるわけだ。サクラユタカオーやA.P. Indyがこれにあたる。
だから父ノーザンダンサー系母セントサイモン系でMr. Prospectorクロスを組み込む・・・というようなのがベターで、次代までMr. Prospectorの継続を考えるのであれば3*4のクロスがよい。つまりフリオーソのように母父Mr. Prospectorの種牡馬は非常に便利だ。しかも2010年代という後期に現れるのだから素晴らしいものよ。
ウイポの基本は「直系にサブパラ(特に根性と瞬発)、母系にスピード」だ。なので序盤はDanzig肌とMr. Prospector肌をかき集めることから始まるのである。あくまで持論。
だからリアルスティールが強化される2016には期待している。LyphardとStorm Catを親系統にして、ディープを子系統にしておけば最強でしょ。ディープ(子系統、父サンデーが親系統)×Storm Cat(親系統、父Storm Birdも子系統昇格している時がある)×Mr. Prospector(親系統、父Raise a Nativeが子系統)×Nureyevだもの。
逆にND系の処理をしてなかった場合はどうしようもないがな。キンカメとかラストタイクーンが中堅NDだからウイポじゃ本当に役に立たないからね。母父サドラーのエルコンドルパサーこそ絶対正義。
Kingmambo系確立のことを考えりゃNureyevの親系統昇格を90年台に終わらせたいところよな。そしてディープインパクト時代を考えるとLyphard系の確立も合わせて行いたい。良い馬づくりは2000年以降までほったらかし。
[fin]