砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

中央4場で最も水はけの悪い阪神

今のところ日曜は雨が降らないらしい。ただ金曜まで断続的な雨が続き、土曜もまた雨だとか。そうなると馬場がいい具合に悪くなって外が伸びる可能性は多々あり、そうなると差しが届くのではないかと。

阪神内で差すならストライドの大きい馬・・・というのはゴールドシップ熱の未だ冷めやらぬ競馬ファンなら周知のこと。ただ、これは切れるストライドではなく粘っこいストライド・・・春天でぶっ差すイメージのストライドが欲しいな。

ストライドで地味~に地味~に粘っこい奴は本当になんだかよく分からないままに好走するもんで、例えばカレンミロティックもこのタイプだろう。キズナもそうであろうし、おそらく「ディープ✕嵐猫」のBurghclereニアリーはこの舞台が絶好。宝塚の道悪に挑むキズナ&サテツは永遠に叶えられない夢である。

イギリス的な重厚がやはり欲しい。スタミナ勝負で相手を競り落とすことだけを突き詰めたアホな血統を背景とするべきである。ベルーフなんかのハービンジャー上等産駒は狙い目であるはずだし、同じ理由でトニービン持ちも狙うべきだろう。産駒が宝塚記念価値の栄光を勝ち取ることは叶わなかったが、アーネストリーラブリーデイで存在感を出してきている。

裏を返せば・・・英愛の血を活かす米仏の血も欠かせないこととなる。メジロマックイーンの配合とはそういうことであるし、ステゴ✕メジマックの黄金配合はドリジャニ→オルフェ→ゴルシで4勝している。フーラブライドラブイズブーシェなどの母父マックイーンが走っても面白かったはずだ。これも叶わなかった夢。

米仏の組み合わせでベターなのはグレビオ・・・Gray Sovereighn✕Prince Bioの切れだろう。そしてGreen Dancerの母父などとしても有名なVan de Loirの血も面白い。Luthierなどもいいだろうし、ガーサントもその血縁として面白い。

また仕組みがよく分からないのだが、His Majesty=Graustarkの全兄弟クロスが強い効能を持っている。Ribotもまた凱旋門賞血統であるからイギリス的米血統の呼び水として優秀である・・・という見方はできるがな。

そういったことを考えながら予想を進めたいと思う。

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