もちろん例外はあるのだが、ほとんどのレースでこれらの血統が絡んでいる。
もっと厳密に言えば、ロベルトダンジグヒズマジェ=グロウスターミスタープロスペクターというグラスワンダー配合などが便利で、マイネルフロスト(福島民報杯2015)やゼーヴィント(ラジオNIKKEI賞2016)などがある。この二頭の共通血統が「Danzig✕Mr. Prospector」の配合を取るDanzig最強のスプリンター直仔Dayjurである。
もちろん母がグラスワンダー全妹であるレッドレイヴン(福島民報杯2014)も福島は鬼だ。マイネルフロストと同じ母父グラスワンダーのヤマカツエース(福島記念2015)もやはり福島の鬼。マイネルラクリマの兄貴であり、グラスワンダー産駒であるシルクアーネスト(福島テレビOP)もある。
他にはHabitatも良好。グランデッツァにスイートサルサにケイアイエレガントに・・・。
ただ、こういった血統を羅列したところで、ロートルがその血統を表現してくれるかは怪しい。だってパワー&スピードの血統だもの。それを表現する時は終えたもの。無駄に力っぽくてデンデコデンデコ走るだけだもの。Graustark=His Majestyのハイインローを振り絞るだけだもの。
福島って不思議な競馬場なんだ。レッドレイヴンは1800mまでの馬なんだが、それでも福島2000mを勝ってしまった。ゼーヴィントも1800mでもマイル寄りのタイプだろう。短距離スピードで突っ込んでいってゴロゴロとなんだかよく分からないままに残ってしまう。スピードが衰えない。
これは京都内回りの高速時代に見られた傾向。突っ込んだ後にフワフワ走っても止まらない。勢いのついたもの勝ちみたいなところがあった。4角まくりの達人たちがポンポン勝っちゃうのが福島中距離である。
ミスプロとかプリンスリーギフトとかハビタットとかダンジグとかロベルトとかノーザンテーストとかニジンスキーとか、あとはヌレサドニアリーもありだけど、これはちょいとスタミナ化しやすい。エアレーションならヌレサド歓迎だがなぁ。
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