砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

トラスト配合論から逃れる

トラストを語る上で面倒なことがいくつかある。

まずサンデーサイレンスのクロスを3×3という強い濃度で持つこと。この強いクロスの成功例はノットフォーマルしかなく、この牝馬の配合と照らし合わせるしかないのが現状。判断材料が少ないために確たることが言えない。

そして母グローリサンディ及びその産駒のレース映像がないこと。一つ上の全兄ウインオスカーのものがあるだけで、それもまだ発展途上にあるから逆算的に母や弟の適正を導き出すことは難しい。

もう一つ。母の血統が古き良き日本を髣髴とさせる血統であることだ。この種牡馬はどういったニックスでどういった実績を持つ馬を輩出したのか、何を逆ニックスとしたのか、ということを調べることから始まる。楽しいけど時間が取られる作業だ。

1番目と2番目はどうしようもない解決しがたい問題である。3番目がつらい。

Grey Sovereignってなんだろうなぁー、ドンってなんだろうなぁー、ノーザリーってなんだろうなぁー、ハギノカムイオーってなんだろうなぁー。」と一つ一つ解決して行って、「なるほど、Sun AgainやLa Troienneの継続があるのはモーリスと同じだな!」「ドンでRibotを弄っているのは面白い。ApelleクロスはGraceful Touchでもやっていることで、ノーザンテーストPrincely Giftを持つ点はステイゴールドと似た仕組みかもしれない。ドン×Princely Giftはニックスでもある。またDanzig×His Majestyはデインヒルと同じでもあり、Buckpasserの分はダイナアクトレスがカバーしてくれる。つまりフェノーメノナカヤマフェスタに近いものを表現する土台がありそうだ。それをRibotのApelle弄りから解説できるならすごいことかもしれんんぞ!」

とまぁ盛り上がってしまうわけだ。今はステイゴールドに夢中である。そしてあわよくばミッキーアイルにもつなげられないかと目下努力中。

[fin]