砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

きさらぎ賞展望

-京都はフラットから外差しへ変わった。日曜のあたりから大外に回す騎手も見られる様になり、きさらぎ賞の頃には完璧な外差し一辺倒の馬場になるだろう。翌週になれば総荒れのイン差しも見られるだろうが。 おそらく先行は全て崩れるだろう。少頭数の差し馬場京都で関西騎手多く岩田の逃げが濃厚、であればスローが濃厚。差しの位置(12.9-12.0-12.3みたいな風)で逃げられると困るが和田竜が番手に構えるなら心配はないだろう。 この相手関係ともなればサトノアーサーの1倍台人気にも納得してしまう。京都の切れ勝負でディープの名血統に逆らう理由などありはしないが、強いて言えばRiverman的な力強さがネックになるかもしれない。ロイカバードに近い力っぽさがある馬であるから平坦より急坂の阪神であったほうが競馬はしやすいだろう。 関東であれば中山がベスト。例によって趣味の合わない里見オーナーの米血ディープ牡馬であるから競馬が上手い。ミッキークイーンを牡馬として硬質にしたイメージでもあるからこれよりも俊敏に小回りは動くだろう。成長力にも富むからこの春で良くなくても秋で飛躍が期待できるくらいだ。 それ以上に小回り大好きRivermanディープ牡馬がムーヴザワールド。サドラーの牡馬であるからきさらぎ賞では用無し・・・とはトーセンラーの例から言いづらいところ。実際に東スポ2歳で33秒8の上がり勝負に適応してみせた。 重苦しい体型からとろくさい動きを見せる。かったるそうに動く様からはスタミナを感じさせられるし、それで上がり勝負に首を突っ込んだ事実は見過ごせない。馬格があるからストライド幅は大きいものの、馬としてはBold ReasonNever Bendの硬さがあって可動域は広くない。それでも俊敏に動かせる筋肉と、俊敏を残すだけのゆったりとした追走は中長距離馬のそれ。体型は胴が詰まったマイル寄りの千八馬に見えるが、体質はステイヤーだろう。 あとはアメリカズカップ・・・くらいかな。これはマンハッタンカフェでも中の上くらいの配合だからきちんと作用しているなら重賞でも勝負になる器だろう。もっとも、この相手関係であれどもマンカフェの明け3歳が重賞で勝負になるとは考えづらい。素質の上では楽しみにしたいが。 [fin]