砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

最早パワーに依りて NHKマイルC予想

◎ジョーストリクトリ

◯ボンセルヴィーソ

△ディバインコード

歴代の勝ち馬の多くはサンデー持ちであって、やはりHalo的な軽さで勝ち切った馬が多い。ただそれが本格化するのを待つ悠長な配合ではなくて、それを如何に早く表現するかが重要になっている。多くの場合、それはフレンチデピュティを活かしたHalo≒Mitterandによって行われる。

東京千六でフレンチデピュティを使い切るのは名人芸であり、それをやってのけるコンビがいないことから印にはその血を反映させることはなかった。そのため次点としてHalo≒Droneを重視している。

Droneはかなりパワーへ寄った「Nasrullah×Princequillo×Tom Fool」であり、欧州の芝や北米で活躍馬を輩出した血統。組み合わせからしてスピードへの転化もしやすく日本競馬においては重宝されるのだが、やはりパワーを伴うことが多い。ホッコータルマエEl Prado(母Lady CapuletがDroneと母を同じくして4分の3同血の間柄)がその代表例である。カレンブラックヒルなどは砂は駄目でも芝での道悪適性においてはひどく高度な適性を見せている。

ジョーストリクリは母父がキングヘイローなので「Drone≒Halo≒Pound Foolish」というアホな組み合わせを持つ。キングヘイロー種牡馬としては今ひとつであるがサンデーの曾孫の代における祖父としてはそこそこ優秀であろう。マイラー×短距離馬+短距離馬の配合なのでスプリンターに出る可能性は否めないのだが、そこはマンハッタンカフェ菊花賞馬連勝)・フサイチコンコルド日本ダービー)・トウショウボーイ有馬記念)・ダンシングブレーヴ(レジェンド級欧州中長距離馬)・グッバイヘイロー(北米最強名牝)からひねり出したスピードなので極端なスプリント~千四への適性は見せないはず。

ボンセルヴィーソは非Droneであるがダイワメジャーとして非凡な馬であるから松山弘平が下手を打たない限りは大丈夫かと。結果的に皐月賞馬とこの馬をお手馬としているのだから今年は大チャンスだよ。あんまり好きじゃないけど応援してるぞ!

ディヴァインコードもダンシングブレーヴを介してDroneを持つ。大体はロードクエストと似たような事をした配合なので内と外の中間くらいの変な適性を持っていると考えられる。ヨシトミ先生の超後出しならハマる。

本命馬の理由としてもう一つ書くと、Lyphard×Haloの馬で末脚の勘定をさせたら武豊が一番だと思うわけだ。

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