砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

不思議のルーラーシップへ推測を

現在進めている「ディープインパクト推論」は以下の様なものだ。

(a)Prince RoseとHyperionはUnbreakableにより紐づけされる。
(b)Princequilloの働きはMarco血脈とLady Angelaにより紐づけされる。
(c)Northern DancerはBlue Lakrspur血脈により異系を得る。
(d)上記の働きはAlmahmoudクロスによるサンデーサイレンス×Northern Dancerのニックスを基本とする。

(a)について説明しようとするとトニービンが非常にやりやすい。ノースフライトレディパステルをを除けば賞金上位はNative Dancer持ちである。エアグルーヴは「カンパラによる4分の1Prince Rose4×4かつ4分の1非Hyperion」で、「母父父Northern Dancer」。NDを通る7代目Unbreakableの作用があることが重要だ。

(b)の言いたいことは「Northern Dancerという名血統があるからこそPrincequilloが脇役として発展したのだ」ということ。現在ある血統の尽くがその傾向を持つわけであるが、一応忘れがちなことなので。ちなみにMarco血脈で最も著名なのはMarchetta(Sweet LavenderとRose Redの母)で、Aurora(Alycidon=Acropolis、Borealisの母)はLady Angelaとニアリーの関係にある。Marco直仔で大きな影響力を持つのはNeil Gow、直系種牡馬の大物はHurry On。

(c)は異系の絡み。直仔においてはNijinskyが代表であるが、大局としてはサンデー×NDを含む。Northern Dancerは何してもBlue Larkspurを持ってこなければ英愛的に凝り固まるが、Lyphardという血統ばかりはフランスに逃げ道を持っている。Penanga Pearl(ハービンジャー)やウインドインハーヘアディープインパクトブラックタイド)が著名。例外としてエアグルーヴがある。(恣意的な割り込み)

(d)は補完的であるが重要なこと。非サンデーへ一概に適用すべきではないし、またディープインパクトはSS×NDを基本として考えるべき種牡馬である。


して、本題。

上を書ききってからすでに6時間が経っている。(a)~(d)により語るところがあるかと思っていたが、思うようにはいかないものだ。徒労こそ幸せであるが。(小ネタ発掘美味しい)

なので推測だけ。

おそらくルーラーシップはガーサントやトニービンを使った仏血統の切れを伝えている。母Seattle Slewクロスのテトラドラクマによって確信に近づいた。Frizette牝系の斬れがオンになっている種牡馬だ。

究極的に・・・Mr. Prospectorの切れとも言えるかもしれない。これを支えるために最も適当な素材がMiesqueであったのだろう。


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