砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

ダービー卿CT簡単予想

中山1600mは持続の脚と機動力が試されるニッチな条件。それだけに個性豊かな馬が揃うプロフェッショナルなG3戦だ。

◎ゴールドサーベラス
◯レッドアンシェル
△グレーターロンドン

ゴールドサーベラス

スクリーンヒーローが「Northern Dancer4×4かつHail to Reason4×4」で、母インシステントが「Native Dancer4×5」。父の主張を母が交わすという内容であって、ゴールドアクターやモーリスよりも正道な配合形。

Affrimedの観点ではレッドファルクスくらいに褒められる配合であり、ここはむしろ順当勝ちの部類。柴山は馬鹿かアホかというくらいに同じ競馬を繰り返す「L3Fの匠」とも言うべき騎手で、Affirmedの無骨さがよく似合う。

レッドアンシェル

マンハッタンカフェ×Storm Catショウナンマイティと同じ。しかしこちらは母系がSlver Hawk×Icecapade×Tom Rolfeで、「Hail to Reason4×5」かつ「Northern Dancer≒Icecapade4×4(母)」かつ「Tom Rolfe6×5」。弄りどころがまるで違う。

軽量であるのでまくりに優れていない。だが加速の鋭さはピカイチであるし、競馬ぶりも実に達者。鞍上の戸崎圭太は好位先行の鬼であるから乗り替わりはプラスだ。だが突き抜けるには手間がかかりそうで、そこに付け入る隙がある。(4角で先頭を競っていたら勝ち切るだろう)

グレーターロンドン

完璧にハマる舞台であっても距離適性が千四に傾いている。どちらかと言えば京王杯SCの方が本命を打ちやすいかもしれない。

終いにかける競馬で中山千六を攻略することは難しい。それをゴールドサーベラスに託すわけではあるが、6歳馬にDanzigの機動力を見込むよりもずっと順当で勝ち目のあることだ。


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