砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

フローラS予想 廃棄ver

さて、ディープインパクトのデータが全くの伏線であったことを「展望」の段階で分かっていた人間がどれほどいようか。俺は知らなかった。

一周回って大本命を大本命という血統予想の大鉄板だ。この予想は固いかもしれんよ。

予想印

◎サトノワルキューレ
◯ウスベニノキミ
△ディアジラソル

悩みのディープインパクト

俺はね、ディープを買うつもりはなかった。そんな気は、さらさらなかった。

明らかに駄目でしょ。あんなデータ逆らえないよ。絶対に勝ち馬はディープとキンカメとハーツ以外から出ると思ったし、「ウスベニノキミはすんごく配合がいいなぁ」と思っていた。パイオニアバイオを見て「これの母ちゃんなら本命打ったろうなぁ」と溜息ついたりしていた。

どいつもこいつも決め手に欠けるものだから、とうとう本命馬を徹底的に掘り下げた。そんでもってやや強引に印を打った。「この理屈でならギリギリ買える。これなら他の馬をフローラSの舞台でギリギリ上回る。これなら多分本番でも勝負になる。」

サトノワルキューレ

この馬の配合はすんごく良くて、里見オーナーの所有馬では一番好きかもしれない。

最初に気がつくのはRoi Normandの配合だろう。こいつは非Hyperionかつ非Mumtaz Mahalという弩級の「異系」なのだ。この異系っぷりを支えるのはEquipoiseとDjebelによる「4分の3Ballantrae、4分の1Raise a Native」。

こういうきちんとした形を取らないと異系血統って役立たずなのでね。代の遠近は別としても。

して本馬はHaloやPrince Johnなどのインブリードに頼らない「4分の4Honora」。これをやったディープ産駒はマカヒキショウナンパンドラサトノダイヤモンドなどがある。ちなみに「4分の1非Hyperion・Mumtaz Mahal」はリアルインパクトくらいなものかと。

ゆきやなぎで下したエタリオウが素質馬であるかは別としても、牡馬を相手取って一番強い競馬で勝ち切ったのは事実。「私に切れ味はありませんよ」という自己紹介混じりの展開でもあり、配合どおりの粘り強さを見せた。

この競馬は強い「サンデー×Lyphard×Hyperion」のもので、これを支えるのが「ウインドインハーヘア≒Falcon Jet2×3」だ。これが彼女の独自性であり、競争能力を大きく決定づけたニアリークロス。

ただ、まぁ、これで本命を打つのも違う。母か父による独自性が今回の肝なのだから。

かといってリアルインパクトの様な成長曲線を描かないとも限らず、



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