松岡正海がこんなハイペースで逃げるとは思わない。いや、高速馬場である以上は大逃げに活路を見出すのは当然だけれども、このメンツならスローでも抑えは効いたような。サヤカチャンの気性がそれを許さないのかな。
サトノワルキューレは2分25秒が壁だったろうし、しゃーない。24秒台どころか23秒台に勝ち馬が突っ込んで、桜花賞馬がオークスに十全な対応を見せた以上は、しゃーない。
ロードカナロアの素晴らしき娘
レディブラッサムが名繁殖なのでフィリーサイアーの「け」はあるだろう。また母系にBold Rulerを引かずばその名繁殖の根幹たる「Secretariat=Syrian Sea3×4」のスタミナがオンになる可能性も否定できない。「トライマイベスト≒ロッタレース5×2」はあんまり好ましいもんではないが、けれど名繁殖Sex Appealクロスってのは狙うべきものだ。ロードカナロアの血統中にLa Troienneはラストタイクーン中にしかあらず、その中で最も影響力を持つのは「Busanda≒Mr Busher2×3」の配合を取るSex Appeal。
これをクロスすることでスピードの担保は十分に確保される。ただサンデーサイレンスへの脈絡が薄い。
最強馬に非ず
これが最強馬とは思わない。サトノダイヤモンド・スワーヴリチャードとは同格。けれどドゥラメンテ・キタサンブラック・ゴールドシップの格には足りない。当然、ロードカナロア・オルフェーヴル・ディープインパクトには及ばない。馬の素質を見通せなかったのは種牡馬ロードカナロアへの研究不足が理由である。そして配合の理屈が未熟であったためだ。
しかしこの馬が総額3000万の募集か。モーリス・テイエムオペラオー・ジャスタウェイほどの安さではないけれど、シルクもいい馬を掴ませてもらったもんだなぁ。ノーザンファーム最強。
Buckpasser×ルメール伝説
例によって登りっぷりが最強のBuckpasserがルメールの手によって東京を制した。ソウルスターリング・レイデオロ・サトノダイヤモンドの系譜。日本ダービーではステルヴィオに騎乗予定。ちょっとこれじゃ足りないと思うが、ロードカナロアって意外とBuckpasserなのを出してくるのかねぇ。ルメールはロードカナロア産駒の扱いが上手い。
これでルメールがワグネリアンに乗っていたら「オークス・ダービー両連覇」という離れ業をかましていたかもしれない。福永にダービー制覇がかかるが・・・。
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