・・・ここに来て転機が訪れた。
ステイゴールドはノーザンテーストへのニアリークロスを完璧に網羅する名馬であり、どんなに些細な脈絡でもニアリークロスへ落とし込んでしまう。その典型例が「ノーザンテースト≒Kelley's Day」であった。
もしかするとロードカナロアも似たような種牡馬であるかもしれない。ステイゴールドにとってのノーザンテーストが、ロードカナロアにとってのStorm Cat、なのかも。
つまりアーモンドアイは「Storm Cat≒ロッタレース3×2」。未だ勘の域を出ないのだが・・・パッと見た感じでは「ノーザンテースト≒Kelley's Day」と同レベルの脈絡を持つ。「ロッタレース≒トライマイベスト」よりずっと効果的なニアリークロスだ。(これを両立させることがすごいわけだが)
なんでそれが成立するのかっていうと、レディブラッサムがSecretariat=Syrian Seaなので、Storm CatのSecretariatを、緊張の緩和の観点から、ニアリークロスの要件は含むべきではないのである。
逆に、Storm CatはHyperionが希薄でLa Troienneを持たない血統である。これへのニアリークロスによってLa TroienneとHyperionを注入することがロードカナロアから大物を出すための、大きな要因ではないだろうか。
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