砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

小倉記念回顧

イン伸び馬場で高速という馬場での小倉記念はトリオンフの押し切りで幕。

トリオンフが抜群に伸びたというよりも、12番人気から1番人気まで余力がたっぷりの追走状態であった。展開に沿って決め手を使えた馬が上位を独占。

2番手から長い脚を使いながらきちんと弾けた、というトリオンフの競馬であったが12頭立てに助けられたところはあるか。

前に実績のある逃げ先行があれば1着と2着の間にポカンと空いた3馬身差に2頭は入ったろう。Aureoleのスタミナがものを言う展開ではあったが、トリオンフとサトノクロニクルの好走条件はワンツーするほど似通ったものではない。メンバーの問題もあるし、各騎手が馬場に応じた展開を作れなかったところもある。

G1でもないのだから自分の形を守るべきだが、「自分たちのサッカーが出来なかった」という負け方はつまらない。3歳戦やってんじゃないんだから・・・。古馬のG3戦らしいオーダー通りの勝ち戦と負け戦ではあるかなぁ。

格に関しては特に情報は得られなかった。しかし京都大賞典適性を試したレースではあって、トリオンフならばG1ウィナーの3頭や4頭を相手に押し切りを考えられる。いっそのこと京都大賞典マイルCSトーセンラーローテをするといいよ。

サトノクロニクルは登坂ベターなので左回りを克服さえすれば秋は東京が良さそう。終始一貫して左回りを避けているあたり、克服なんかの話じゃないのかなぁ。

トリオンフと一緒に香港へ旅立つのも一つなのかな。

マウントゴールドはこれを差されるのだからA級ステゴにあらず・・・とは早計かな。賞金を加算出来なかったけれどオールカマーを戦える状態ではあるのではないか。サトクロと一緒にオールカマーへ乗り込むと良いよ。

レイホーロマンスが一番良い脚を使ったが、北村友一の誘導と差し方がすんごく良かったのである。やっぱり平坦差させたら上手いよ。なんで机さんを逃げ馬に乗せようとするのか分からない。机の無駄遣い。

エーティーサンダーは、直線で実況に馬名呼ばれたのでオッケーだろう。あとは伸びるだけだったけれども、格が許さなかったな。この展開でどうにもならんのだから、それは格が違っただけの話。

サンマルティンは度外視対象かな。アルゼンチン血統にこれ以上はじけろって方が無茶な話だし、サンデーらしいほどに無茶さは増す。

この表現はこういうレースでバカ負けして良いのよ。大丈夫。実直な末脚を求める場面はいくらでもあるのよ。

[fin]