砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

2021年天皇賞春予想

阪神の長丁場でずっと狙いたくて、当ててみたい予想があるんです。

今でも思い出します。「1着ゴールドシップ2着デニムアンドルビー」という謎の羅列です。彼女はジェンティルドンナの2着馬であるにも関わらず、ゴールドシップの2着ともなりました。

2015年のことですから、私は競馬3年目です。「阪神大賞典で牝馬が2着ってあるぅ?」と強く思いました。今でも思います。

これで牝馬に本命を打ってズバッと当たったら、「あのときのデニムアンドルビーで得た疑問は無駄ではなかった!」とヒャッホー出来ると思うんです。絶対気持ちいい!

 

さて、候補が3頭いますね。カレンブーケドールにメロディーレーン、ウインマリリン。この3頭の中にディープボンドやアリストテレス、ワールドプレミアを破ることに出来る馬はいましょうか。

実際問題として・・・私はこの3頭をあんまり評価していません。中長距離馬としてトップクラスであることは認めますが、長丁場ではさほど脅威でないと思っています。

 

須貝調教師のコメントに「ゴールドシップはマイラー」という文章の前後関係から何もかもが意味不明なものがあります。血統マニア、あれは分からなくもないです。

そもそも「マイラー」の定義が意味不明なのです。1600m専門ってあり得るんですかね?血統マニアからしますと、「マイラー」ほど七変化する血統はないと断言できるのです。「スプリンター」「中距離馬」「中長距離馬」「ステイヤー」の4部門はだいたい想像通りに動きますが、「マイラー」は産駒が出てみないと傾向がさっぱりつかめません。

なんというか、相当に複合的な要素から「マイラー」が出ると思います。素養のある馬が調教と競争を重ねて出来上がるものとも言えるでしょう。ゴールドシップにその素養があったとしても全く不思議はありませんね。

 

春天や有馬の勝ち馬、その中の一握りはマイラーの素養を持っていたと思います。けれど彼ら彼女らの特筆すべき点は「ドスローのラップで他馬に大きなアドバンテージを得られる」ところにあったのではないでしょうか?

キタサンブラックってのはHyperionにしてHyperionに非ずで、シュヴァルグランとかの方がTHE Hyperionだと思います。私はディープボンドやアリストテレス、ワールドプレミアってのはシュヴァルグラン側の馬だと思っています。

おそらくこの差異は阪神3200mで一層深まる・・・と読みます。そんならその適性だけで印を打っても悪くはないんじゃないかと。

 

◎カレンブーケドール

◯ワールドプレミア

△ナムラドノヴァン

 

カレンブーケドールに本命を打つのは初めてで、印を打ったのは20年京都記念が最初で最後。

なんでこんなにシルバーコレクターなのかというと、もうこれは素質上位でハマっていないだけとしか考えようがありません。ハマればスワーヴリチャードもクロノジェネシスも倒せていたかもしれませんね。

このハマらなさはヨハネスブルグというかYarnが理由なんじゃないかという疑念がありまして、Tapit産駒のテスタマッタとか母父Tapitのグランアレグリアもそうなんですが、前傾ペースで構えたときが一番強いんですよ。エーシントップとかミスターメロディとかもそう。

構えてからしっかりと末脚を使える点が秀逸でして、戦績を色々見ますと、確かにこれらの馬ってスローロンスパとかイーブンな持続戦だと勝ちきれないことが多いんですわ。

ブーケドールがビタッとハマるならばそういう展開だと想像が出来ますが、流石に距離の壁もあって今回もベター止まりのハマり方かと思います。しかし、まぁ、そこは名マイラーにしてスーパーサイアーである嵐猫の力が宿っていることを期待するしか。

 

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