砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

2023年エリザベス女王杯予想

距離を完璧にこなせるのであればブレイディヴェーグでよし。ミュージカルウェイらしく故障しがちで間を空けてしまったけれど、血統なりに順調(?)な戦績であると言えます。

ただ、ミュージカルウェイは晩成というよりかは形になるのが遅いというイメージ。負荷をかけられないから周りより育成も調教も進まないわけで、「大器が満を持して」という臨戦ではないでしょうね。抜群に上向くとは思いません。

また距離適性も2000mそこそこで、スローなら2200mもありかな?ベストは1800mでしょう。今年はメンツが凶悪すぎるので無理なのですが、相手関係と出走ボーダーが噛み合っていればジャパンカップを選択したかもしれませんね。

京都2200mは基本的にラップのアップダウンが発生しやすい条件です。牝馬限定戦なのでドスローも視野に入ります。そういった流れでよく弾ける血統ではありますが、アドバンテージがあるかは微妙。

 

大器晩成でドスロー瞬発歓迎はサリエラ。ドイツ由来のスロー適性は2000m~3200mまでカバー可能です。(エイシンフラッシュがソース)

2200mのスロー戦でアドバンテージを取るというとドイツ血統くらいしかイメージがなく、クイーンズリングとかもそのクチですね。ただまぁサロミナがそういったものを伝えるかというと全く別の話かもしれず・・・全姉サラキアくらいのスロー適性があれば儲けものですかね。

サラキアという例を思えば5歳まで待ちたいところはあるのかも。ドイツは使って良くなるという側面もありますし、もっと競馬を経験してからかも。

 

教科書通りに行けばPrincequilloの良質なラインという話で、フランス的な部分も重視すべきでしょう。しかし、しかして、しかしかし、なんかそういう血統もございませんね。

一番はそれこそブレイディヴェーグですし、まぁ、そこらへんも含めてマイルを差しやすい血統です。そもそもからして私はミッキークイーンをヴィクトリアマイルで一番評価していましたし。(母インナーアージの全妹)

ルージュエヴァイユにしてもサリエラと同じドイツ血統でありますが、こちらもRelic方向の表現が強めなので東京マイルというかヴィクトリアマイルっぽい表現です。そうですね、今年のエリ女はヴィクトリアマイルで買いたい馬がいっぱいです。

それでもソングラインが相手となれば勝てやしまいて・・・という。グランアレグリアにソダシにソングラインと、牝馬のマイルチャンピオンも豪華な世代交代をしていますよね。

ブレイディヴェーグはどちらかと言えばこちらの路線だと思いますし、ここで1番人気というのも分からなくはないんですが、ハーパーやジェラルディーナにここまで差をつけて人気してもいいのかなぁと思わなくも。

 

あとは、まぁ、シンリョクカですかね。母レイカーラはマイルCS勝ち馬ダノンシャークの半妹で、自身も1600m~1800mを主戦場にオープンまで上がりました。そこに菊花賞と有馬記念を勝ったサトノダイヤモンドが配合されて本馬ですから、まずまずベタに中距離でしょう。

戦績は残念賞でも京都なら一変して一切不思議がない血統です。ただ、まぁ、非根幹距離というところは間違いなくネックになりますね。

 

非根幹距離でベターなのは戦績通りにローゼライトとかマリアエレーナですね。非根幹距離ベタなのはジリっぽく脚を使える馬なので、4分の1で非Norhtern Dancer、あるいは非Almahmoud、ベストは非Mahmoudですね。この4分の1からきっちり影響を受けたら俊敏に動くタイプにゃ絶対でません。Mahmoudという共通言語を失った4分の1が主張するということは、そういうことです。

ということで、エリ女はおもしろ馬券。

 

◎ローゼライト

◯ハーパー

△マリアエレーナ

 

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