京都での開催となる上に雨予報の宝塚記念。京都2200mで渋った馬場となるとデスペラードを思い出してしまうのは仕方がない。
こういうときに狙いたいのがDanehillとも言えて、これはNative Dancerのドロドロしたキレをきちんと表現しやすいのがDanehillという考え方なんですね。すんごい変な言い方をしますと、ハービンジャーと同じ路線にデスペラードはいる・・・という考え方です。
ここにゴールドシップを加えても良いと思いますが、ゴールドシップがNative Dancer的であるか、Flower Bowl的であるか、ということを考えると決してイエスとは言えません。ベクトルとしては似ていても、出発点は違いますよね。
そいだらベラジオオペラなんですかって話ですが、これはFlower BowlじゃなくてRibotという説ですね。Flower Bowlと関係せずに一定のNative Dancerな切れ味を誇るのはソールオリエンスです。
ねっとりしてるのに機敏に反応しちゃうという微妙さがポイントとなる馬ですが、今回の仕上げは結構ねっとり強めなのかなぁと。やっぱり勝ちきれない馬ですから、「勝ちきれる位置からあの爆発力を」と考えて試行錯誤するのは自然だと思います。でも、この馬の切れ味は機敏よりねっとりが来ていると私は思いますから、今回くらいねっとり仕上げの方がいいんじゃないですかね。このバッキバキに重ったい感じが古牡馬ソールオリエンスですよ。
Tudor Minstrel系のたどった歴史、そして古びた英愛Tudor Minstrelの表現するもの。それを実感できる宝塚記念になるといいですね。
◎ソールオリエンス
◯ディープボンド
△ドウデュース
でも、まぁ、本格派の中距離馬としての目をソールオリエンスから消すという部分もある予想なので。気持ちとしては難しさはあります。
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