砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

オールカマー 予想1

まずはオールカマーから。


まず基本方針から言いますと

「このレースは当てに行くレースではない」ということです。

理由としては「休み明けの馬が多い」ということ。

それならば夏で一戦叩いている馬を選べばいい、ということもあるけれど夏は夏で結構消耗している馬もいるのも事実。

夏全体を走る馬は夏に適性があるものが多いのでそうでもないんだけれど

こうやって秋のために一戦やってる馬となると少し違う。

だから叩いている馬は馬で見極める必要がある。

そして休み明け一発目から走るかどうか、その見極めも必要。

この時点でかなり複雑な予想となる。

一言ですませば「前走が均一じゃないから面倒くさい」だ。

夏競馬は「七夕賞小倉記念札幌記念or新潟記念」みたいなローテーションがあった。

そりゃ巴賞→函館記念、とそこらへんも加わったりもしたけど大差ない。

秋もある程度進めばローテーションの並びが生まれるが一戦目はそういかない。

春の天皇賞エプソムカップ、パラダイスS、小倉記念目黒記念札幌記念、丹頂S、宝塚記念函館記念新潟記念新潟大賞典日経賞、障害3歳上未勝利、鳴尾記念

なんだくらぁ!ってキレたくなるくらいに前走が揃わない。

まずはレース間隔の有利不利からはじめなければ行けないのはしんどいぞ。

もちろん複雑なだけ美味しいオッズが、というメリットもあるが俺にはメリットにゃならない。

高配当よりも当てることが大切なのだ。取らぬ狸の皮算用で喜ぶ馬鹿にゃなりたくない。

と、少し長々と書きましたがそういうことです。

神戸新聞杯の方が楽しそう、てのもあるのでオールカマーは気楽に予想しましょー。

まずはレース間隔から。

中6週の小倉記念組が良さげだね。

でもナルトはコースレコードを出してるから結構消耗してるんじゃないの?と不安がある。

斤量も増えているしここは期待薄だ。

サミットはどうだろう。重賞で勝負できる馬じゃないと思うんだけどな。

他には札幌記念組。アスカクリチャンとネコパンチ。

中4週、と悪くはない間隔になる。周知の通り札幌記念は消耗の激しいレースだったからこれも期待薄。

あとパラダイスSのハナズゴールか。

前走が1400mのスプリント方向のレースだ。2200mは長いんじゃないの?

うーん。いや、・・・割りと面白い馬ではある。

でも夏の牝馬にほだされてしまった感もあるし・・・。うーん。

あとは・・・クソダノンバラードだね。ダノックスの人に怒られてしまうかな。

・・・ダノンバラードね。うん。

この馬はね・・・ちょっと否定する材料がないかな。

そんでムスカテール目黒記念、中16週。

12年新潟記念の奇跡、その1頭。

コスモネモシン騒動で目にした話。16着マイネイサベル、11着メイショウカンパク、7着トーセンラー、2着タッチミーノット、そして13着コスモネモシン

 実績馬も多いが、後に重賞を勝っている馬が多く出走している。ムスカテールは5着であった。)

函館記念勝ち馬トランスワープ小倉記念勝ち馬エクスペディション、七夕賞勝ち馬アスカクリチャン、と夏の有力馬が集まったレースでもある。)

・・・。あれ。

アスカクリチャン・・・来るかも???

まさかね・・・。

・・・アスカクリチャン単勝一点でいい気がしてきた。

オッズ美味いしー。なんかそれっぽいしー。

それは冗談として。

ムスカテール・・・。いや、決して悪くない。距離も丁度いい。

一戦目から走ってくれる馬だし・・・。

あとは・・・ダイワファルコン鳴尾記念

ははぁ、こいつは中山巧者なのか。これはこれは。

基本的に中山は勝てるレースをしている。

12年の4月頭、ダービー卿チャレンジも4角で前が塞がってしまっている。

一瞬の脚がない馬だから4角から加速しなければいけないってことか。

前が塞がる展開は非常にまずい・・・と。

今回はそれに相当するかもしれないね。

メイショウサミット、コスモラピュタ、ネコパンチと逃げ馬が3頭。

ガチ逃げする馬ではあるけれどスピードはそこそこだ。縦長にはならない。

先行馬は少ないけれど真ん中あたりを狙う馬は結構いる。

外枠ひいちまったから脚を使って前にいかないと・・・。

メイショウサミット、コスモラピュタ、ネコパンチ、メイショウナルトダノンバラード

この5頭は前でしょう。それにダイワファルコンだ。

ネコパンチは逆噴射。トラップ①

サミットも競りかけていくでしょ。大外枠だから逆噴射もある。トラップ②

コスモラピュタは3番手いければいいや、的な感じかも。これも逆噴射。トラップ③

つまり逃げ馬勢は残る形じゃない。

ネコパンチは当然、大外から競りかけるサミットも厳しい。コスモだって力負けでしょ。

サミットはもうちょっと考えないと分からんけれど・・・。

ってことはこの逃げ馬たちを交わしながら4角を回らなきゃ勝ち目がない。

これはナルトもダノンバラードも同じ。先行勢にはこの4角は鬼門になるんじゃないか?

そして4角と言えばマイネルキッツ

乗り替わりで柴田大知だから分からないけど・・・。

俺は三浦皇成の騎乗が好きだなぁ。4角まくり。

でも柴田大知も捨てがたい。マイネイサベルの騎乗は大好物。

騎手で買おうとしたらキリがないメンツなんだよなぁ・・・。

柴田に武、内田、田辺、北村、松岡。

サトノアポロ騎乗の蛯名も怖し。

ってことで中山ってこともあり4角は大混戦だ。

多分有力馬が3頭くらい消えるレベル。

どれが消えるか、てのは分からない。それは騎手の差でしょう。

ただ・・・こういうレースで一発予想外なことが出来るのは・・・

やっぱり武豊じゃないか、と。(武豊万能論者ですので。信者じゃないけど)

良くも悪くもちょっと違う展開を見せてくると思う。

でも前回に続いて4番の好枠とったし変に無理する必要もないかな?

ハナを切るネコパンチが6番で、間の5番はムスカテールだ。2番3番手には付けられる。

ただコスモラピュタがネコパンチに外からかぶせに行って、サミットもそれに乗っかったら・・・。

この場合、メイショウナルトは殺されるだろう。よっぽど思い切った事しないかぎり。

今回のレースの「妙味」ってのはここでしょう。

メイショウサミットのすぐ内にはダイワファルコン

ネコパンチの内にメイショウナルト

コスモラピュタのすぐ外にダノンバラード

先行するであろう馬が逃げ馬とセットになっている。

しかも先行馬がどれも強力という面白すぎるレース。

この6頭で前が塞がって、後ろの馬ががっつり伸びる・・・

こんな展開があれば・・

ムスカテールアスカクリチャン-サトノアポロ

みたいなこともあり得るんじゃないの?

そうそう。追い込み~差しのあたりにも良い馬が揃ってるから侮れない。

先行馬で喧嘩したら後ろの馬が有利になるだけだもん。

となると・・・意外と荒れるレースになるかもしれないね。

有力馬に馬券が集中しているだけに。

俺イチオシはやっぱりアスカクリチャンだ。

夏に使っているから消耗している感があるし、前走はなんたって札幌記念

ロゴタイプを潰したこのレースはバカに出来ない。

豪腕岩田康誠からの乗り替わりもマイナスポイント。

乗り替わりから復調した馬だしね。

それでも今現在8番人気。これは十二分に評価されている。

そして中山の名手田辺裕信騎乗のヴェルデグリーン

乗り替わりから500 1000 1600と一気に駆け上って新潟大賞典を惨敗。

1600万下は大外ぶん回して勝ってる。

前走の新潟大賞典は時計が速かった、と贔屓目に見るしかないが・・・。

やっぱり厳しいかなぁ。

・・・

当てに行っちゃいけない、と自分で言い聞かせても・・・難しい。

難しく考えちゃいけない、てのがとっても難しい。

そうだねぇ。

マイネルキッツ、ネコパンチ、コスモラピュタ、イケトップガン、カリバーン、モンテクリスエス、メイショウサミット

は消しましょう。

次に困るのがハナズゴールムスカテール

ハナズゴールは明らかな距離不安がある。

前走が1400mである上にオープン戦。更に乗り替わり。

また2000m以上のレースでは実績がない。夏女と言えども買える馬ではねぇ。消し。

ムスカテールは叩きの一戦目じゃズブい上に中山への適性が怪しい。

「非根幹距離」って考えからするとムスカテールはとても良いのだが・・・

でもまぁ、内田騎乗だから消せる馬じゃないね。何かしら手はうってくれる。

そんでメイショウナルトを消すかどうか本当に悩みどころ。

原因は「使いすぎ」。年明けから8戦しているのだから少し厳しい。

更に小倉記念では稍重ながらもコースレコードでの1着という大激走。

これでまだ走る、というのは少し信じられない。

少なくとも小倉ほどのパフォーマンスは失われているはずで、更に斤量増だ。

それでも・・・掲示板は確実、という力はあるんだよなぁ・・・。

残すか。

あとはなんたってオーシャンブルー

外国人騎手+穴からの1着ってのが嫌ーな感じ。

年明けから1戦しか走ってないからなぁ。ちょっと気になる。

レース感がイケトップガンくらい失われているんじゃないか、と。

消すか。

サトノアポロなぁ。これが一番困る馬なんだよ。

AJCCダノンバラードが大斜行やらかしたレースでさ。

内側の先行馬全体がかなり不利を受けたのよ。

その中で外側をグングン追い込んだ結果が4着。

もしかしたら5着6着あたりまで落ちていたレースかもしれないんだ。

このレースだけをみたら「こんなもんか」と思うし・・・。

実力と実績を思えば5番人気は非常に手頃で狙いやすい。

しかし勝つ見込みがあまりにも薄い。薄すぎる。

でも・・・仮に先行するのに成功すれば・・・。枠も2番と好位だしね。

4番手の内側に付けて、メイショウナルトに上手く反応できれば・・・。

そうなったら・・・あり得る。あり得る。

そうなるとヴェルデグリーンは用なしだな。

おそらくスローになったら先行勢の誰ががヒョンと抜けだして先頭に踊り出るし、

ハイペースならば4角の熾烈な闘いとなる。

どうあがいてもヴェルデグリーンは用なしだ。

さて、結局は1番~5番人気と8番人気の馬となった。

コレ以上は厳しいかなぁ・・・?

もうちょい煮詰めてみるか(思いつめるとも言う)

悩みの種① ダイワファルコン

中山巧者は伊達じゃない。そして今年は主戦の北村が絶好調。

阪神の様な長い直線ではまるで用なしだが中山の直線じゃ面白いほど残る。

しかし今回は大外枠を引いてしまった。

宝塚記念でのジェンティルドンナゴールドシップの激しい押し方を考えると厳しい争いになる。

せめて距離が2000mならば良かったものの、今回は2200m。

去年のオールカマーは重馬場。距離適性としては参考にならない。

有馬記念は12番人気からの10着で好走と言えなくもない。

しかし距離が長すぎたのは明白。逆にドンピシャだったのがオーシャンブルーだし。

やっぱり2200は若干、若干長いんじゃないの・・・?

距離を言えばアスカクリチャンもだな。マイルで条件戦を抜けてサマー2000シリーズ

こいつも2200mは長い。

メイショウナルトも怪しい。阪神2200mの実績はあるがコンマ4秒差つけて圧勝のレースだ。参考外。

言い出したらきりがないことが分かった。

そして、マイネルキッツダノンバラードオーシャンブルーが距離的に有利なことも。

マイネルキッツはズブくなってきてるから距離延長してるのかな?

日経賞春の天皇賞だけは良い勝ち方してるしそこら辺が良いのかも。

このくらいの年は春の天皇賞はそういうレースだもんな。

今年のゴールドシップ惨敗はイレギュラーとしか言い様がない。現代競馬のスピードと春天のスタミナが共存するとか。

柴田大知マイネルコスモ族騎乗は怖いが距離が短すぎるでしょー。

オーシャンブルーなぁ・・・。

この実力馬が5番人気・・・オッズとしては美味しいが・・・。

年明けから1戦だろ?何度も書くように次が勝負の馬だろ。

だろ・・・?納得してよ俺。

でもダービー卿の走りを見ると・・・ダイワファルコンは悪くない気もする。

逃げるグループから馬身が開いて、ポツンと7番手。このポジションは悪くなかった。

中山記念も逃げるシルポートから離れて2番手だし。

鳴尾記念は外枠引いて厳しいレースになった。馬なりに行って、中盤で前に持っていく形。

今回もそれしかないと思うんだよなぁ・・・。

悩みの種② サトノアポロ

こいつはガチ。贔屓目に見れば単勝でもいいが逆ならば消しの一手。

新潟大賞典は大きな不利(サンドイッチで後ろに追い出される。犯人はダコール)があったけれど

頭引っこ抜いて内から頑張って追い込んで4着だ。エプソムカップの時の同じこと書いた気がする。

エプソムカップは距離が短いというか適性がないというか。

マイルクラスの瞬発力を持つ馬たちがひしめき合ったレースだからちょっち厳しかった。

そしてあの長い直線が・・・ね。

おそらく加速力はあるけど最高速がないタイプ。そう考えると中山はドンピシャリか。

しかし中日新聞杯を見ると中京の坂ですらちょいと苦労している。気がする。

坂を登りながらグイグイ加速する!って馬ではない。むしろ他馬に比べて失速した感が。

でもAJCCを見ると・・・うん。ちょうどいいかもしれない、と思う。

でも後方一気は無理。何らかの工夫がないと勝ち目がない。

悩みの種③アスカクリチャン

どうしようね。・・・うん。

4歳一杯使って条件戦を抜けて、オープンクラス入りが5歳。

これがまたすぐに結果を出すから怖い。七夕賞を14番人気で1着。

次の小倉記念を6着、続く新潟記念を3着。未完の大器を伺わせる動きだ。

そこから凡走5回。そして今夏の激走に続くわけであるが・・・。

ともに人気薄、8番人気からのぶっ飛びであるからとっても難しい。

こいつは本格化したのか?それともアンコイルドとトウケイヘイローと仲良しなだけ?

難しい。

唯一つ言えるのはいわゆる一つの「名手」という人の手によって着内に誘われていることだ。

内田に2回、岩田に2回。今回は中山の名手柴田善臣であるから・・・どうだろう。

好調を持続しているのかは分からない。分からない・・・。

新潟記念の奇跡、という一点のみを信じるだけだ・・・。

悩みの種④ムスカテール

日経新春杯カポーティスターの騎乗ぱねぇ!!!」って感じ。

4角回った瞬間にガンッと加速させてアタマ突っ込ませてそのまま加速。

最内に道切り開いてそこから加速。ムスカテールなんてそれに乗っかっただけよ。

あれで差させないなんてカポーティスターは強いなぁ。

そして続く日経賞。中山2500m。このレースもカポーティスターに後塵を拝す。

しかし真ん中後ろであったのにも関わらずマイネルキッツのまくりに反応して前へせり出して行ったのは流石。

しかしそれでもフェノーメノは止められないか。

オーシャンブルーはやる気がないよなぁ。

鞭が入るまで押しても押しても反応がなかった。不安定だ。

全体的にムスカテールは・・・

内田の騎乗から見るに長く使える脚はあるんだ。直線だけで差し切れるような。

でも日経賞じゃフェノーメノはともかくカポーティスターを差しきれなかったのはマイナスすぎる。

それでも流石マヤノトップガン産駒だけあって自在な脚の使い方ができるからさ。

前に出られるようなら出るとは思うけど・・・。

出られるかね?内枠だけど先行力のある馬はいっぱいいるよ。

5番手くらいに控えるのが関の山か。となるとまくらずに内側じっくりかな。

でもその場合サトノアポロがいるからなぁ。最内差しがサトノアポロ唯一の生命線だもの。

サトノアポロの前か後ろか。

しかしその場合・・・マイネルキッツの動向が気になるね。

乗り替わりの柴田大知だから何らかの手段は考えているはず。

でも前に行っても塞がれるだけだから旨みがないよなぁ。後ろから展開した方がマイネルキッツの面白さはある。

悩みの種⑤ オーシャンブルー

ずっと悩みっぱなし。騎手の乗り替わりが激しいからどう動くかが予測できない。

まして今回は戸崎だからね。やっぱり叩き台か、という思いはある。

13番と外枠引いてしまったこともあるし。

でもいつ走るか分からない馬だからさ。走ったら1着あるわけで。

あれ、ダノンバラード・・・もしかして・・・。中山下手糞?

中山記念日経賞と坂のあたりでえらい失速してるぞ。

そういえばJRAのサポートセンターのねぇちゃん、関西っぽい訛りがあって良い声してた。

北海道育ちには少し新鮮。

で、AJCCも坂のあたりで失速してる。斜行で蓋したけどあれは交わされてただろ・・・。

でも坂が終わったら馬鹿みたいに加速していく。中山が下手なわけでもないか・・・。

本当に中山大好きっ子が相手でもない限り、坂を登りながら加速するような馬じゃない限り大丈夫だろ。

よし、もう決めよう。

軸に出来そうなのは・・・

ムスカテールメイショウナルトか。

騎手では北村宏司がガチだな。今週末の中山じゃ大暴れしてる。

4着、12着、7着、5着、1着、3着、2着、2着、1着、9着・・・

あれ、そうでもねぇな。

うーん

4番5番軸に流すか

[fin]