砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

さりげない名レースとなった寿ステークス

実にさりげない。


逃げたのはダイシンブラック。

番手につけて押し上げながら勝負する、という馬であるから岩田は合うとは思っていた。

逃げを打つとは思わなかったけど。

こいつが逃げたことでペースは完璧に後傾。後ろの馬がまるで届かないパターンに。

また、差し馬がみんな後ろに行ってしまった。

リヤンドファミユヘミングウェイはスタートに失敗して行き脚がつかなかったorz

トドメはナリタパイレーツが後ろに下げたこと。

これでアクションスターの道が開いた。3番のマーティンボロの真横をスーッと上がっていくくらいだからな。

終いは良いんだけどテンが悪くてポジションを取れずくすぶっていた明け4歳馬である。

内枠の馬は軒並み後ろに下げて外の馬が一気に先行していった。

「中外枠に入ったエスタンレベッカに旨味はない」と初っ端から切っていたのにorz

ここまでスムーズに先行できると誰が予想できたか。

ていうか騎手たちにしても展開読みを間違っていた気もする。

「先行するしかない」というウエスタンレベッカ

「可能な限り前」というアクションスター。

そんな奴らが一気に台頭する結果となった。

対してマーティンボロに乗っていた川田なんかは好スタートを切ったのに後ろに下げているからね。

俺も前傾になって前崩れになると思っていたから「よしよし」と思っていたくらいだ。

結果として前に行った馬が穴を開けまくるという大惨事が起こった。

1着のアクションスターは中団前。さらに最内をロスなく回るという最高の展開。

テンの悪い馬が16頭立ての青帽子でポジション取りを成功させるなんて考えもしない。

「机」の愛称で親しまれる北村友一が、京都大賞典ヒットザターゲットを持ってきた北村友一がここで一発やってくれたわけです。

2着のウエスタンレベッカは前残りを前提にすりゃ順当な結果でしょう。

1000万下を快勝。糞馬場の愛知杯を5着まで粘り込んだ。小倉戦績を軽視したのが間違いよな。

3着まで差し切ったマーティンボロは穴党には悔しい存在になった。

先行していた15番人気のオールアズワンをハナ差で交わした3着だからね。

よくぞ10番手からここまで差したな

まとめ

アクションスターは展開が向きに向いた。ファンの妄想でもここまで上手く展開はしないだろう。

終いの脚は評価できるので次は気をつけたい。次も穴で。

エスタンレベッカはここから調子を落とすことになるだろう。馬場が合わなくなっていく。

グランプリシーズンにまたお世話になりたいね。あと夏開催終盤の荒れ馬場とか。

ゼンノロブロイが活躍できるときにしっかり抑えたい馬だ。

マーティンボロは次につながるいい結果だった。

惜しむらくは月曜日にまわったことだよな。土曜日だったら内枠ディープは無双できていたのに。

馬場がフラットになってしまったからな。

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